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【世界最古?のなぞなぞ】 オイディプスとスフィンクス

 

コロナがまだ流行る前の年の瀬、忘年会で司会をやりましたが、司会というものはトラブルがつきもので、アドリブ力をかなり試される試練の場でもあります。

その時も当然のように不意のトラブルが発生し、会場が一旦滞ることがありました。

とてもアタフタしましたが、そんな時に私はこう思いました。

『話の種として、何か面白い豆知識を持っていれば、そういう時にみんなの前で披露して場を和ませることができるんじゃあないか、(こいつはできるやつだってことであわよくば一目置かれるんじゃないかという不純な動機も多少あり)』と。

そこで色々調べてみたら、「なぞなぞ」なんか良いじゃないかととあるものを発見しました。

それが今回のテーマにもある『オイディプススフィンクス』という話に登場する割と有名ななぞなぞです。

一説には世界最古のなぞなぞとされています。

数ある雑学の1つとして、みなさんのレパートリーにもよかったら加えてみてください。

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ギリシャ神話にオイディプス王という人物が登場します。

この人物は悲劇の王として知られており、とても過酷な人生を歩みました。

古代ギリシャにおける三大悲劇詩人の1人ソポクレスも題材として『オイディプス(オウィディプス)王』を執筆しています。

ちなみにオイディプス王の物語は、特殊な家庭環境や心理から、心理学の分野などでも引用されていたりと、学問的な観点からも有名であり、周辺知識を知ることで勉強になる部分も沢山あるため、興味があれば関連書籍を読むことをオススメします。物語の詳細は悲劇そのものです。

 

話の舞台となるのテーバイという国家。

この国の近隣にあるピキオンという山の中腹には、スフィンクス(スピンクス)という怪物が巣食っていました。

ちなみにこのスフィンクスはエジプトのものとは異なり、顔や上半身は美しい女性、身体はライオン、背には鷲の羽という奇妙な容貌の怪物です。

ダークファンタジーの世界で言うところのキメラの様な風貌をしていました。

山の頂上へと続く道を塞ぎ、その崖の上から、道を行く人々に強制的に謎かけをしては、それに答えられないと人民を喰らうという悪行をはたらいていました。

 

ピキオン山を交通の要所としているテーバイ国の人民は大変困っていました。

その頃、オイディプスは旅を続けていたのですが、旅の最中にテーバイ国とピキオン山へ通りかかります。

通例のごとく、スフィンクスと相対することになるのですが、スフィンクスはいつものようにオイディプスへ、テーバイ国民へ投げかけたのと同じ質問をします。

 

と、ここで登場するのが、かの有名な「なぞなぞ」です。

それは『朝には足が4本で、昼には2本、夕には3本で歩くものは何か』というものでした。

 

テーバイ国民は答えられずに何人も食われてしまっていましたが、すかさずオイディプスはこう答えました。

『自分(人間)だ』と。

 

つまり、生まれたとき(人生における朝)は4本足のハイハイで歩き始めるが、成長する(人生における昼の時間帯)につれて2本足で歩くようになり、人生の終盤(夕べ)には杖をつくことで3本足になるから、というなぞなぞでした。

 

これが一説に世界最古とも言われているギリシャ神話の「なぞなぞ」です。

 

ちなみに、正解を回答されたスフィンクスは、自ら崖に身を投げたと言われています。

現代よりもなにかと血なまぐさかった古代ですが、少なくともスフィンクスは、命のことを賭けの代償としては等価交換するものであったと捉えていたのでしょうか。

 

また、この一件によりオイディプスはテーバイ国の国王となります。

ここから複雑な家庭環境が紐解かれていき、実はもともと親に捨てられた身であったオイディプスですが、実はテーバイこそが自分の生まれ故郷でありました。

そうとは知らずその国王になりました。

しかも、旅の途中で襲われ、返り討ちのように殺してしまったのが実の父親で、、、というトンデモ展開が続くのでした。

この一連の話は現代でオイディプスコンプレックスという言葉になって心理学では有名な用語となっています。

気になる方は是非調べてみて下さい。