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悪口・陰口を言うやつは信頼されないという話 【ウィンザー効果をもとに】

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飲み会やランチタイムなどで、あなたはどんな話題で盛り上がっていますか?

誰かのウワサ話やもしかしたら悪口を言い合ってるのではないでしょうか?

そんな人たちは要注意。知らない内にあなたの「信用・信頼度」は下がっているかもしれません。

 

「人間の最大の武器は『信頼』と『習慣』だよ。」

伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』にて、森田が主人公青柳へ向けて放った言葉です。

 

 

私達の社会は信頼の上に成り立っていると言えます。

その代表例がクレジットカード。クレジットとは「信頼・信用」を意味し、企業と信頼関係にあることを証明するものです。この仕組みは昔でいう「ツケ」と同じです。クレジットカードの審査に合格するというのは信頼関係がないと不可能なのです。

仕事でもそうです。大きなプロジェクトを任せるには、この人に任せれば大丈夫だという上司や会社から部下への信頼が無いと話が回ってきません。

資格を持っているということも、国や団体から信頼を得て、それを以てしてサービスや商品を提供するだけの知識や立場があるということを信頼するためのものなのです。

 

 

ウィンザー効果」という心理学用語があります。

人は、褒められるなどのプラスの評価を受ける時、直接褒められるよりも、第三者から人づて(間接的)に褒められる方が自分の受け取る好意が強調されやすいというものです。

みなさんも経験があるのではないでしょうか?

例えば、部長から「お前はよく頑張っていてすごいな。」と直接褒められるのも当然モチベーションアップになりますが、それよりも同僚から「部長がお前のこと褒めてたぞ。」と間接的に評価を聞かされた方が、直接聞いた時よりも何倍か嬉しくなるというものです。

 

恋愛においても、「○○があなたのこと気になるって言ってたよ」と○○の友達から聞かされると、その好意が何倍にも強調されて伝わることがあります。「周りを固めろ」などと言うのもこの効果を利用するための云われなのかもしれませんね。

さらに不思議なことに、間接的に情報を伝えてくれた「間に入った人」に対しても好印象を持つことが多いです。

 

 

重要な点はこの「ウィンザー効果」はマイナスな情報に関しても働いてしまうのです。

先ほどの例とは逆で考えます。部長から「まだこの仕事ができていないのか。お前はもうちょっと頑張った方がいいな。」と直接お𠮟りを受けるよりも、部長が同僚に愚痴を言ってたことを、同僚がうっかり自分に対して口にしてしまい、「部長がお前はもうちょっと頑張れって言ってた」と間接的な評価を聞いてしまうと、直接聞いた時よりもマイナスの評価が強調されて聞こえてしまいます。

そしてさらに「自分の知らないところで愚痴を言っているんだ」という考えが浮かび、部長に対するイメージも悪い物へと変わるし、「間に入った人」である同僚に対してもマイナスなイメージを持ってしまいます。

 

 

自分に向けられた評価だけでなく、自分とは全く関係の無い人に関する話題であっても、話し相手が話す第三者についての評価やイメージは、ウィンザー効果と似たような影響で、自分にとっての第三者に対する評価として強調されて自分の中に残ってしまいます。

例えば飲み会で、話し相手が部長の愚痴を言ってる場合、部長が自分とそんなに関係がなくても、自分の部長に対する評価・イメージがマイナスになってしまうといった様にです。

 

 

これらを自分の立場で考えてみると、ランチや飲み会で愚痴を言うのは結構ですが、自分が話した内容を、話した相手はどこで口にしているか分かりません。それをもし愚痴の対象となっている人の耳に入ってしまった場合、その人があなたに対して抱く感情は決して良いものとは言えないでしょう。ですが、これは極端な例であり、もちろんランチや飲み会で愚痴を言う相手との信頼関係はあるはずなので、そのような状況になることはないと思います。

 

 

問題はそこではなく、その「愚痴の会」にいるのは皆「間接的な情報を伝える人=間に入った人」となる可能性がある人間の集まりであるということ。

この時、同時に話し相手に対しても不信感が蓄積されてきます。愚痴ばかり聞かされていると、自分もこの人に陰で何か言われているのではないかという心理が徐々に働いてくるのです。

このように、自分と話し相手以外の第三者に対する愚痴(つまり悪口・陰口と言っていいでしょう)は、第三者のイメージを悪くするし、自分や相手自身へのイメージも徐々に悪くなってしまいます。それにより集団全体として「信頼関係」は崩れやすくなり、あなたの信頼度も下がってしまいます。

 

 

『口は災いのもと』

古くから言われている慣用句は真理を突いたものが多いですね。