プラスチックボトルの代表格といえば「ナルゲンボトル」が有名ですが、デザインが少し残念なのと、誰しもが持っているため被りたくない!という方も多いはず。
そんな捻くれ者たちは「リバーズ」のボトルをチェックしてみましょう!
Rivers(リバーズ)「STOUT AIR(スタウトエア)」とは?
スペック(550mlサイズ)
- サイズ:高さ20.5cm×直径7cmボトル本体 / キャップ部分6cm(ストラップ部除く)
- 容量:550ml
- 重量:135g
- 材質:コポリエステルPET(ボトル本体)、ポリプロピレン(フタ、スプラッシュガード、リング)、シリコーンゴム(ストラップ)
- BPAフリー
- 耐熱温度:90℃(ボトル本体)、140℃(フタ、スプラッシュガード)
- 耐冷温度:-40℃(全体)
550サイズは、500mlペットボトルとほぼ同様のサイズ感です!
サイズは全部で3種類
「スタウトエア」には、400ml、500ml、1000mlの3サイズがあります。
それぞれのサイズ感は以下の通りとなっています。
400サイズ | 500サイズ | 1000サイズ | |
高さ | 15.7cm | 20.5cm | 25cm |
直径 | 7cm | 7cm | 8.5cm |
重量 | 115g | 135g | 185g |
容量 | 400ml | 550ml | 1000ml |
材質や耐熱・耐冷温度、カラーリングなどのその他のスペックは一緒です。
カラーリングは5種類
色はクリア、ブラック、オリーブ、ベージュ、カデットブルーの5種類となっています。
どのカラーも落ち着いた雰囲気なので、シーンを問わずに使用することができます。
材質が変更(2022年4月以降)
原材料の供給不足によりボトル本体の材質が「Tritan™️(トライタン)」から、「ECOZEN(エコゼン)」へと変更になっています。
それに伴って以下の変更点が公式サイトから発表となっています。
- 耐熱温度が100℃→90℃へ
- 重量が約10g増加
「STOUT AIR(スタウトエア)」と「リユースボトル」が対象となっており、変更となった製品には品名の末尾に「E」が追記されていますので注意しましょう。
ECOZEN(エコゼン)は韓国SK CHEMICALS社が製造販売するBPAフリーのバイオマスプラスチック。バイオマスプラスチックは一部に植物由来の原料が使用されているため、焼却処分した時でも、CO2の濃度を上昇させにくく、カーボンニュートラルに貢献することが可能。また、ECOZENはTritan™️と比較して、スクラッチ傷や衝撃耐性にも強いという性質がある。
ディティール
スモークがかかったようなクリアボトルで、無駄に装飾していないシンプルなのが特徴的です。
背面には50mlずつ目盛りが振ってあるので、注ぐときの目安になります。
ボトル本体とフタはストラップで連結されているため、フタを失くす心配などがありません。
また、シリコンのストラップは、ボトルやフタのそれぞれにリングで連結されているため、フタを開閉するときにストラップが引っかかることは無く、邪魔になりません。
簡易的なものですが、ボトル口にはスプラッシュガード(中蓋)が付属しているので、例えば運転中であったり、アクティビティの最中でも、顔に液体がバシャーンとかかってしまうことを防いでくれます。
もちろん簡単に取り外し可能なので、きれいに保つことができてとても衛生的です。
使い方イロイロで重宝する!
基本に忠実に「水筒」として使っても良いですし、他にも様々な使い方があります!
ボトル本体はコポリエステル樹脂を採用しているので、金属製の水筒だと心配なスポーツドリンクやアルコールでさえも淹れることができます。
プラスチックボトルは今回のスタウトエアに限らず、匂い移りなどがしにくいため、金属製の水筒よりも飲み物が美味しく感じます。
目盛りもついているので、「軽量ボトル」として使用しても良いですし、プロテインなどの「シェーカー」として用いることもできます。
また、パスタや米、ナッツといった、アウトドアには欠かせない食品の「キャニスター(保存容器)」にしても良いかもしれません!
コーヒー豆のスタックにもピッタリです!
他にも、お湯を入れてタオルで包めば「湯たんぽ」としても使用できるなど、汎用性がとんでもなく高いです!
STOUT AIR(スタウトエア)のレビュー
グッドポイント
こぼれ・漏れは皆無
これは絶対条件ですが、触れずに通れない部分なので記載しておきます。
専門ブランドだけあって、気密性がかなり高く、シャッフルしても液こぼれは全くみられません。
かなり頑丈
ボトル自体の堅牢さは折り紙付きで、ナルゲンボトルを触ったことがある人は分かるかと思いますが、拳で叩くとコンコン音がし、あれと同様の硬さです。
屋外活動ではハードな使用が想定されますが、衝撃を与えたり、落としたりなど、ちょっとやそっとの刺激では傷つかないくらい頑丈です。
シリコンのストラップは意外と便利
例えば、熱湯などを淹れた場合、ボトル本体はかなり熱くなってしまうため、素手で触れません。そういった場合にストラップを持てばヤケドせずに持ち運びすることができます。
カラビナを付けてリュックの外にぶら下げておくのも良いでしょう。
注意すべきポイント
耐熱温度には注意
ナルゲンボトルには100度までの熱湯を淹れることができますが、スタウトエアーは原材料がECOZENへと変更後、耐熱温度が「90℃」となっています。
山は沸点が低いとはいえ、沸騰したてのお湯を直接注ぐのは避けましょう。
一方で耐冷温度は-40℃までとなっており、冬山にも問題なく持っていくことができます。
内部が洗いにくい
ボトル口の面積に対して内部の高さがあるため、ボトルの底の方が洗いにくいです。
長柄のブラシや専用のグッズなどを使う必要がありやや面倒です。
スプラッシュガード(中蓋)をボトルの中に落とすと大変なので注意!
スプラッシュガードを洗って戻す時、しっかりはめ込もうと思って強く押し込みすぎると、間違いなくボトルの中に落っこちてしまいます。
そうなると引っかかって取り出すのがかなり大変なので、注意して取扱いましょう。