モルデックスの最強耳栓で無音の世界へご招待 【代表的な8種類を比較レビュー!】

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世界を黙らせるのは、銃やナイフではなく「耳栓」だった。

「米軍仕様」とか「米国モデル」みたいなワードを聞くと、実際には使っていなくてもいかにも一級品というイメージがありますが、このMOLDEX(モルデックス)の耳栓も例外ではありません。

カラフルな見た目はアメリカっぽさそのままに、米軍仕様とも称されるその実力は世界最高クラスの遮音性能を有し、音を遮断したい勉強や睡眠においては心強い相棒になってくれること間違いなし!

種類が多いので、その違いなどをできるだけ細かくレビューしていきます!

目次

MOLDEX(モルデックス)とは?

1948年に設立されたアメリカのカリフォルニアに居を構えるブランドです。

創業当初は防塵マスクのみを製造していましたが、メトリック社という姉妹会社の技術を応用し、1986年頃より耳栓の生産が開始されます。

MOLDEX社の耳栓は、工業用・軍事用として作られた性能の高さが売りで、世界50カ国以上で使用されていますが、一般消費者での使用率は日本が最も高いのだとか。

参考資料➡︎ アメリカ軍も愛用する最強の「耳せん」が日本でだけ普通に買えちゃうワケ

そもそもこれほどまで民間で使用されている国が珍しく、その需要を受けて、2007年には日本法人である「MOLDEX JAPAN(モルデックスジャパン)」が設立され、正規に輸入販売を行っています。

モルデックスの耳栓がビビッドな蛍光色であることには意味があります。

作業現場や工場など、聴力に影響を与える可能性があるような危険な騒音場面では、「聴覚保護具」として機能する耳栓の装着は必要不可欠です。そのため、作業者が耳栓装着をしっかりとしているかの確認がすぐに行えるように、カラフルな見た目になっています。

一方で、軍事用途(騒音を伴う射撃訓練など)や隠密性の高い場面で使用する可能性のある場合に備え、一部のモデルではカモフラージュ柄のような視認性の低いデザインのものもあります。

耳栓の遮音性能の高さってどう見るの?

音の強さはdB(デシベル)で表され、耳栓の性能もdBを用いることが多いです。

日常での音の大きさ 【dBの例】

dB(デシベル)作業内容
30ひそひそ話、深夜の住宅地
40図書館内
50換気扇
60〜65日常会話、目覚ましのベル
70掃除機
80地下鉄車内
90芝刈り機
95家庭用工具
100ライブハウス
110チェーンソーなど

NRR(Noise Reduction Rating)

米国環境保護庁(EPA)が1970年台に考案したアメリカの遮音評価方法で、聴覚保護具によって軽減させることのできるdB(デシベル)数を表しています

つまり、100dBの環境において、NRR33の機能を有した耳栓を装着すると、「100-33」で周囲の音は67dBまで軽減されるというわけです。

これは数値が大きければ大きいほど性能が高いことを表しており、最高値は「NRR 33dB」です。

モルデックスの耳栓は業界最高値のNRR 33dBを有しているものが多く、その性能の高さが伺えます!

SLC80(Sound Level Conversion)

主にオーストラリアとニュージーランドで使用されている評価方法ですが、作業者の観点から必要な聴覚保護具を選定するための指標です。

被験者の80%が達成できる保護レベルを指し、周辺環境の騒音レベルと、耳に到達する騒音レベルの目標値から、必要な聴覚保護具の性能を求めるというものです。SLC80では遮音性能をクラス分けします。

CLASSSLC80騒音レベル
110〜1390dB未満
214〜1790〜95dB未満
318〜2195〜100dB未満
422〜25100〜105dB未満
526+105〜110dB未満

例えば、110dBの作業現場で、耳の中に届く騒音を聴覚の安全域とされる「85dB以下」に軽減させる必要がある場合、「112-85=27dB」で「CLASS 5 26dB+」の性能を有した聴覚保護具(耳栓)が必要になるということです。

日本の騒音障害防止ガイドラインでも、85dB以上の環境下では、防音保護具の着用が義務付けられています。

そして被験者が100人いたら80人(80%)は同じ結果になるということです。

耳栓のスペックとして記載する際は「SLC80 27dB CLASS 5」というように表記します。

つまりざっくり言うと「SLC80 27dB CLASS 5」の耳栓は、環境の騒音が105dB以上の場所でも聴覚に使えますよ!ということです。

前述の「NRR」と表している意味は同じで、数字が大きければ大きいほど遮音性能が高いということです。

耳栓の選び方 【何をポイントに選べば良いの?】

耳栓のタイプには以下のようなものがあります。

  • 使い捨て発泡ウレタンフォーム:よくあるいわゆる耳栓
  • 再利用可能耳栓
  • キャップ付きデュアルモード耳栓

この記事では、モルデックスの得意分野である「使い捨て発泡ウレタンフォーム」タイプのものについて見ていきます!

遮音性能で選ぶ

遮音性能の評価値であるNRRやSLC80などを参考に、できるだけ数字の大きい遮音性能の高いものを選ぶと良いでしょう!

また、耳栓のブランドによっては、周波数に応じた遮音性を表記していることがあり、必要とする周波数(音域)の遮音がきちんと発揮されるのかを確認するとさらに良いかと思います。(MOLDEX社は表記しています)

フィット感で選ぶ

耳の形は十人十色なので、できれば実際に装着して以下の点を確認しながらフィット感の最も良いものを選びましょう。

  • サイズ
  • 形状
  • 硬さ・やわらかさ

ただし、フィット感を優先すると、その分遮音性能が下がるということもあるので、そのへんは使用する状況に合わせてチョイスすると良いです!

シーンに合わせて選ぶ

仕事や勉強の時に使うのであれば、短時間でも良いので多少フィット感が悪くても遮音性能が高いものが良いですが、睡眠時などの長時間の使用であれば、遮音性が悪くてもフィット感が良くて耳が痛くならないことを優先して選ぶと良いです。

シーンに合わせて必要なフィット感や遮音性能を選びましょう!

代表的な8種類を比較・レビュー

実際に、筆者が耳に装着して3日ずつ夜間就寝したり、作業の際に装着して使用感を確かめてみました。

  • 遮音性能の高さ
  • 硬さ
  • つけ心地
  • 耳への負担、長時間の装着に向いているか

耳の形や感覚は個人差があるため、ここに記載していることはあくまで私の個人的な意見です。

実際に試しながら最も合う好みのものを見つけてみてください!

CAMO PLUGS(カモプラグ)

備考
遮音性能NRR33dB
硬さやややわらかめ
つけ心地
長時間使用勉強・作業向け

おそらくMOLDEXの中でも最も有名なモデルで、MOLDEX最強の遮音性能を有しています。

その分ウレタンフォームの硬さが若干あるため、睡眠時などの長時間の装着には向かない印象です。勉強や作業の際にはとても使いやすいでしょう!

アウトドアライクなカラーリングも特徴的で、耳栓が目立ちにくいので家庭外でも使いやすいのがポイント。

GOIN’ GREEN(ゴーイングリーン)

備考
遮音性能NRR33dB
SLC80 29dB CLASS5
硬さかため
つけ心地圧迫感あり
長時間使用短時間の勉強・作業向け

遮音性能は高いですが、カモプラグよりも硬めのフォームであるため、長時間の使用には向かないと思います。

SPARK PLUGS(スパークプラグ)

備考
遮音性能NRR33dB
SLC80 29dB CLASS5
硬さやわらかめ
つけ心地圧迫感は少ない
長時間使用睡眠用にもオススメ!

大人気モデルで、愛用者が最も多いのがこれ!

とても柔らかいフォームが採用されており、長時間の装着に向いています。

全米自動車競争協会(NASCAR)の公認ライセンスを取得している、ドライバーお墨付きの耳栓です。

とても完成度の高いモデルで、これを第一選択としても良いかもしれません!

Softies(ソフティ)

備考
遮音性能NRR33dB
SLC80 29dB CLASS5
硬さやわらかめ
つけ心地
長時間使用人によっては睡眠用にも

耳障りが良く、長時間装着しても耳が痛くなりにくい使用感でした。

が、他のレビューでもそこまで柔らかくなかったというレビューが多く、たしかにスパークプラグやピュラフィットよりも長時間の装着はやや劣るかなといった印象でした。

遮音性能もNRR33dBで数値は同等ですが、実感としてはスパークプラグやピュラフィットに多少劣るかなといった印象です。

ちなみに、周波数ごとに遮音性能がカタログスペックとして公開されており、「カモプラグ」「ゴーイングリーン」「スパークプラグ」「ソフティ」の4種類は同程度となっています。

どの音域帯でも40dB前後の遮音性能を有するとても性能の高い耳栓であることが分かります!

スクロールできます
周波数
(Hz)
125250500100020003150400063008000
平均
遮音度
(dB)
42.343.746.640.938.644.746.949.348.3
SD
(dB)
5.06.05.84.22.83.23.34.23.6
(出典:MOLDEX)

PURA-FIT(ピュラフィット)

備考
遮音性能NRR33dB
SLC80 29dB CLASS5
硬さやわらかめ
つけ心地
長時間使用睡眠用にもオススメ!

周径が他のモデルよりも少し小さいため、耳の穴が小さい人向けです。小さいので、圧迫感がありませんが、耳の奥に入ってしまわないように注意が必要です。

感触もとても柔らかく、周径が小さい版のスパークプラグのような位置付けかと思われます。

耳が小さめな方はこれが最もオススメ!

周波数ごとの遮音性能では、上記4種と比較すると500〜2000Hz、6000以降の音域で多少遮音性能が下がっていますが、それでも高い性能を誇ります。

スクロールできます
周波数
(Hz)
125250500100020003150400063008000
平均
遮音度
(dB)
42.443.545.939.836.844.546.648.147.4
SD
(dB)
4.94.24.93.42.03.72.94.64.7
(出典:MOLDEX)

Meteors(メテオ)

備考
遮音性能NRR33dB
硬さややかため
つけ心地圧迫感あり
長時間使用

中間にくびれ構造を持った独特の形状であり、耳の穴の中に入れる先端の節部分が最大クラスの周径となっているため、耳の穴が細い方などは圧迫感を強く感じそうです。筆者は長時間の使用は無理でした。

この感触が特徴的なので、嫌いな人は嫌いだと思います。一度試しに装着してみた方がよいモデルNo.1です。

周波数ごとで見ると、とくに1000〜3000Hzといった中高音域の周波数帯での遮音性が優れています

スクロールできます
周波数
(Hz)
125250500100020003150400063008000
平均
遮音度
(dB)
40.742.341.841.239.445.946.347.447.4
SD
(dB)
4.94.24.93.42.03.72.94.64.7
(出典:MOLDEX)

Meteors SMALL(メテオスモール)

備考
遮音性能NRR28dB
硬さかため
つけ心地
長時間使用耳の穴が細い方は快適

メテオのスモールサイズであり、耳が小さい女性や耳の穴が細い方向けのタイプです。耳が小さくて、PURA-FITも入らない方はこちらをオススメします!

他よりは硬めのフォームを使用していたり、くびれの構造ではありますが、サイズが小さい分、それがむしろ耳孔にピッタリフィットしれくれるのでメテオ通常版ほど圧迫感は感じません。

耳が大きい人はブカブカになってしまうと思うので、他のモデルを選びましょう。

サイズが小さいのでNRR28dBと遮音性能が低めですが、そこに関しては仕方ないので目を瞑りましょう。

スクロールできます
周波数
(Hz)
125250500100020003150400063008000
平均
遮音度
(dB)
30.234.035.735.637.341.143.145.543.4
SD
(dB)
5.05.04.23.53.15.65.55.34.4
(出典:MOLDEX)

Mellows(メロウズ)

備考
遮音性能NRR30dB
SLC80 22dB CLASS4
硬さやわらかめ
つけ心地
長時間使用万能タイプ

ザ・平均的な耳栓といった印象。良くも悪くも特徴があまり無いモデルです。

根本から先端にかけて先細りするテーパード形状ですが、このメロウズのみ根本が末広がりになっています。

NRRは30dBと他のタイプと比較すると低めの遮音性能ですが、市販品よりは格段に遮音してくれます。

見た目もドラッグストアなどでよく見る耳栓に似ているため、モルデックスの凄さを確認する意味でも、困ったらとりあえずメロウズを試してみても良いかもしれません!

周波数ごとに見ると、中高音での性能はまずまずですが、低音における遮音性は低いことが分かります。

スクロールできます
周波数
(Hz)
125250500100020003150400063008000
平均
遮音度
(dB)
26.232.341.037.838.347.347.748.045.7
SD
(dB)
3.44.04.43.72.54.63.43.54.3
(出典:MOLDEX)

まとめると

  • 睡眠用 ➡︎ スパークプラグ>ピュラフィット>メロウズ=ソフティ=メテオスモール
  • 作業用 ➡︎ カモプラグ>スパークプラグ
  • 耳が小さい人、耳の穴が細い人 ➡︎ ピュラフィット、メテオスモール

あくまで筆者の個人的な意見なので、できれば実際に装着してみてください!

どこで買えるの?

MOLDEX JAPANという正規輸入販売法人がありますが、Amazonや楽天で購入できます!

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