バンドブームの再来が叫ばれる今日、年間アルバム300枚以上視聴する私が、今年~来年あたりに確実にブレイクする!と感じたミュージシャンやバンドを紹介します。
最先端の音楽を聞きたい方、聞いてる音楽がマンネリしてきた方、ここで先取りして、ぜひ古参ぶりましょう!!
尚、Apple MusicやSpotify、YouTubeなどで聞ける曲ばかりですのでご視聴ください。
注:音楽の専門家ではないため、あくまで感想だと思ってお付き合いください。
Tempalay (テンパレイ)
小原綾斗(Vo, Guitar)、藤本夏樹(Drums)、AAAMYYY(Key)をメインとした3ピースバンド(2021年4月現在)。
楽曲の多くはゲゲゲの鬼太郎みたいな奇妙奇天烈テクノなイントロ・Aメロから、爽やかなサビに一気に転調するものが多く、それらは最高に気持ちいいカタルシスみたいなものを味わっているような感じです。
昔、カウントダウンTVのランキングで電気グルーブの楽曲を見て、なんか気持ち悪いなと思っていたあの頃と同じ感覚を最初は抱きましたが、今はもはや逆。
もっと捻くれてくれ、もっとブッ飛んでくれと思いながら新曲を待ち望んでいます。
Music VideoはあのKing Gnuなどと同じPERIMETRONチームの制作。
メジャーデビューすると個性(棘)がなくなるためつまらなくなるバンドが数ある中、移籍して解禁となったアルバム『ゴーストアルバム』でも勢いは衰えることなく、尖りに尖ってます。
聞き始めると止まらないですよ、中毒性にご注意を。
オススメAlbum 『ゴーストアルバム』『from JAPAN』
Vaundy (バウンディ)
アフロっぽいパーマが特徴的なシンガーソングライター。
もはや既に売れていると言っていいかと思います。
『不可幸力』がSpotifyのCMで起用されたことで知っている方も多いかと思います。
楽曲制作・アレンジまでこなすマルチアーティストで、大学生の年齢にして曲やトレンドに対しての考察力に優れ、一説によると売れる楽曲はそれらの計算で売れるように作成したとのことです。
「こういうのが聞きたいんだろ?」とリスナーを挑発するかのような底抜けに明るい楽曲から、メッセージの強いバラードテンポ、ロックまで、
なんでもこなすエンターテイナーです。
当初は覆面っぽかったですが、今はインスタライブやフェスなども参加しています。
オススメAlbum 『strobo』
藤井風 (ふじいかぜ)
最初にYouTubeでMusic Videoを見た時、アジアのどこかの王子様かと思いました。
そんくらいイケメンです。
しかしながらルックスは彼のキャリアには全く不要。
この方、一言でいうと「天才」です。すみません、こんなチープな表現は本人は嫌かもしれませんし、失礼ですね。
しかしそう感じさせるかの様な、とても普通に生活していたら想像もつかないような表現をする表現者です。
絶対音感の持ち主で楽器も何種類も演奏できるそうで、カバー曲動画などもYouTubeでアップされています。
岡山弁で歌う楽曲もあり、おそらく日本イチかっこいい岡山弁を聞くことができます。
また、1stアルバムを出す前なのに武道館を満員にしたという伝説の持ち主。これはブレイクしないわけがないでしょう。
オススメAlbum 『HELP EVER HURT NEVER』
PEOPLE 1(ピープルワン)
現時点での音楽シーンにおいて覆面バンドといえばこのバンドではないでしょうか。
男性ツインボーカルの3人組バンドです。バウンディと同様に最近顔出しもしています。
爽やかな曲を演奏したかと思えば、打って変わって今度はそれら大衆音楽へのアンチテーゼのような曲を歌ったりと、幅広い音楽性を持っています。
曲のタイトルも「フロップニク」、「ライカ」など宇宙好きならニヤリとするようなものもあったり、言葉遊びも楽しいバンドです。
オススメAlbum 『PEOPLE 1』
羊文学 (ひつじぶんがく)
塩塚モエカ(Vo, Guitar)、河西ゆりか(Ba, Co)、フクダヒロア(Drums, Co)による3ピースバンド(2021年4月現在)。
ガールズバンドかと思いきや現在ドラムスは男性です。
音は派手ではないけれど、心の内面を赤裸々に映し出すようなボーカルと演奏はエモーショナル。
シューゲイザーやゆらゆら帝国などルーツはダウナーな音楽が多いようですが、うまいこと中和されておりだいぶ爽やかです。
最初聞いた時、n’夙川ボーイズを思い出しました。
Homecomingsやきのこ帝国などが好きな方はきっとハマる音楽だと思います。
オススメAlbum『若者たちへ』、EP『きらめき』
LUCKY TAPES (ラッキーテープス)
高橋海(Vo, Key)、田口恵人(Ba)、高橋健介(Guitar, Syn)の3ピースバンド(2021年4月現在)。
シティポップに類されることが多いですが、
Suchmosなどとは毛色が違い、初期のNulbarichのような雰囲気です。
ジャズやR&B、ソウルテイストが好きならハマります。
紳士が演奏する大人なポップスという印象で、ドライブで流したりにはもってこいのバンドです。
オススメAlbum 『Cigarette & Alcohol』
Helsinki Lambda Club (ヘルシンキラムダクラブ)
橋本薫(Vo, Guitar)、稲葉航大(Ba)、熊谷太起(Guitar)の3ピースバンド(2021年4月現在)。
ポップ、サイケ、ロックなど驚くほど楽曲が多彩で幅が広く、遊び心満載で良い意味で掴みどころがありません。
香港や上海などアジア圏での人気が高く、逆輸入という形になる前に早く気づけ!日本人!的なバンドです。
ゆるーい雰囲気で肩の力を抜きたい時にお供になります。
オススメAlbum『Eleven Plis Two / Twelve Plus One』
10年以上続いたアイドル全盛時代が崩れ始め、2021年~2022年にかけて、日本の音楽シーンはバンドなどを中心にさらに過熱していくと思われます。
80・90年代~2000年初頭のバンドシーンの再来、この波に乗り遅れないように、 良質な音楽をどんどん聴きましょう!