ブランド名を「The country story」、商品名を「Shovel spoon」と書かれたこのアイテム。
最も実用的なものであるが故に、機能面が優先されてシンプルになりがちなカトラリーですが、とある雑貨屋さんでひときわ存在感のあるこちら、一体どんなブランドで、どんな製品なのか、私も含めて知りたい方もいると思い、調べてまとめてみました!
「The country story」の「Shovel spoon」って一体何?
日本が誇る「燕三条」企業の自社ブランド
街の雑貨屋でたまに見かけるこの商品。
有名なデザイナーが担当しているのか、パッケージもアメリカンビンテージな雰囲気でとってもオシャレ。
外国産かと思いきや、なんと日本の企業が作っていました。
この楽しくてオシャレな製品をどこで作っているのか気になり、行き着いたのは燕三条で有名な新潟県にある「有限会社 制作工房武田」という会社。
明言はされていませんが、この会社の自社製品を取り扱うブランドが「The country story」のようです。
後述しますが、ホームページもしっかりあり、オシャレなオリジナルアイテムが盛り沢山でした。
そして、その代表的なアイテムの1つが、シャベルの形をした「Shovel spoon」ということです。
「Shovel spoon」のレビュー
ディティール
こちらは3サイズ展開されており、それぞれS、M、Lサイズがあります。
- Sサイズ(ミニスコップ/ミニフォーク):全長11.5cm
- Mサイズ(ランチスコップ/ヌードルフォーク):14.5cm
- Lサイズ(カレースコップ/スパゲティーフォーク):17.5cm
どのサイズで何を食べれば良いのかが一目瞭然ですね。
ちなみに私が購入し、写真に載っているのは「Sサイズ」です。
手が大きめな男性の自分が使用しても、使いにくいということはありませんでしたが、やや小さい印象があったので、誰もが最も使いやすいサイズは「Mサイズ」かと思います。「Lサイズ」は超ビッグなので相当手が大きい人でないと使いこなせないでしょう。
これでアイスなどを食べるのが至福のひと時です。
柄の部分が少しカーブを描いていることで、手の位置よりもすくう部分が下に来るため、手が汚れにくく、すくいやすい構造になっています。
また、持ち手の端っこが三角形になっていますが、これがあることで握りやすくなっていると私は感じました。
背面には「STAINLESS The country story」の刻印が。
この「The country story」シリーズは艶消しタイプや、スパナなどの工具をモチーフにした商品もあるため、コレクション欲もくすぐられます。
食器置き場を工事現場みたいにできるかも!
ちょっと使いにくい点…
他にあまりないデザインで総じてとても満足ですが、いくつか使いづらいと感じた点もあります。
まず値段が高い点。1つあたり税込み300円強もするため、お財布に余裕が無いと手が出しにくいかもしれません。
そして若干洗いにくいという点。スプーンのすくう部分の付け根などが裏から見ると三角形に凹んでいるため、少し洗いにくいという点が気になりました。
それ以外はとても満足のいく商品です。
TVメディアでもたびたび登場
- 2012年3月20日まで放送されていた向井理さん主演のフジテレビ系ドラマ「ハングリー」にて料理のシーンで使用。
- 2015年6月に放送されたビストロSMAPで使用。
- 2019年7月16日放送の「マツコの知らない世界/新宿ゴールデン街の究極のカレー屋(5gallons)」の回で料理が提供される際に使用。
「有限会社 制作工房武田」とは?
この楽しくてオシャレな製品をどこで作っているのか気になり、行きついたのは「有限会社 制作工房武田」という会社。
いまやキャンプブームにおけるギア製造の中心地の1つともいえる物づくりの街、新潟県燕三条にある金属加工会社です。
名前はいたってシンプルですが、是非一度ホームページを覗いてみて下さい。
ご覧のように、細部まで男心をくすぐるようなページデザイン。
モノづくりへのこだわりも垣間見えます。
他にも見たことないオモシロ商品が沢山
今回ご紹介したカトラリーシリーズの「The country story」には、他にも以下のような楽しいデザインのアイテムが盛り沢山です。
スコップシリーズ 角スコップ
こちらもスコップスプーンですが、丸型ではなく「角スコップ」のタイプです。
サイズはSサイズ・Mサイズの2サイズ展開。
アイスを食べることを目的に作られているようです。
実際の土木作業と同様に、アイスを食べる作業もはかどることは請け負いです。
スパナシリーズ ステンレス
柄の部分が工具のスパナのような形になっています。
使い勝手は度外視の、これぞ遊び心100%な製品。
こんなユニークな形のカトラリーで料理を出してもらったら、一生忘れないお食事タイムになること間違いなしです。
スパナシリーズ ブラックスパナ
スパナシリーズのマットブラックバージョンです。
材質に関する記載が無かったですが、使うたびに味が出る仕様とのこと。
玄人好みの無骨さがたまらないです。
日本刀和菓子ナイフ
ステンレス製の和菓子ナイフです。
爪楊枝じゃ味気ない、という甘党に捧げる名刀。
仕上げの鏡面研磨は手磨きで完成されており、そのこだわり故の天下一品です。
切れ味はあの太刀「童子切安綱」を凌ぐとか凌がないとか。
どこで買えるの?
AmazonなどのECサイトはもちろん、こちらも新潟燕三条にある、金属雑貨を取り扱う「有限会社ナガオ」や、有限会社うさみ食器のブランド「eve-mode」のホームページで販売されています。
② eve-mode
もちろんネットで手に入らないものもあるため、直接電話するか、感度の高い雑貨屋さんなどにはキッチンコーナーに必ず置いてあるため足で稼いで探すというのも1つの手です。
興味を持っていただけたら、是非手にとってみて下さい!