テントの設営時、とりわけ縁の下の力持ちとして重視しなければならないのが「ポール」。
ポールにも種類が沢山ありますが、中でも有名なのが史上最強のポールと謳われるスノーピークの「ウイングポール」!
その実力についてレビューしていきます!
【史上最強】 スノーピークの「ウイングポール」がなかなか頑丈
スペック
- 長さ:60cmパーツ、70cmパーツ、20cmパーツ(廃版)
- 直径:30mm
- 重量:60cmパーツ約270g、70cmパーツ約300g
- 材質:アルミニウム合金(アルマイト加工)
- アルミの厚さ:1.5mm
強風やタープ自体のテンションに対抗するだけの耐久性が求められるタープポールでは、一般的にはメインポールの直径が28mm以上は必要とされており、それ以下だとポールが折れてしまう可能性もあって危険です。
最大の特徴その① 折れにくく(耐久性が高く)かつ細部にもこだわった作り
地面と接するボトムにはゴム製のグリップが付いています。
地面の湿気などにも強く、しっかりと地面に固定してくれます。
ゴム部分は別売りもされているため、傷んだ場合には交換も可能です。
トップパーツの先端には抜け防止のローレット加工が施されています。
ジョイント部分はプッシュボタン方式となっており、しっかり固定できます。
内部にショックコードはありません。
2本のポールの接続かみ合わせ部の長さが6cmあるので、タープのテンションが強くなりすぎたり、強風に煽られたりしても接続部分が折れる心配がありません。
内部のスプリングもかなり頑丈なものなので、これまで何十回と使用しましたがボタンの戻りが悪くなることは全くありません。
最大の特徴その② 120~280cmの高さまで12パターンの組み合わせ
ウイングポールのパーツの長さには「60cm」と「70cm」の2種類があり、それらを組み合わせて長いポールを形成します。
そのため、60cmと70cmのパーツの組み合わせによって「120・130・140・180・190・200・210・240・250・260・270・280cm」の12パターンのポール長を実現することができます。
と、書いてあるととても魅力的に感じますが、タープにしろテントで跳ね上げに使用するにしろ、ポールを1本だけで使用することはまず無いので、2本がちょうど良い長さになるように組み合わせを考える必要があります。
そうなると、購入するセットや組み合わせを考える必要があります。
私の場合はソロで使用することが多いので、210cmセット(70cm×3本)と240cmセット(60cm×4本)をそれぞれ1つずつ購入し、190cmのポール(60cm×2本と70cm×1本の組み合わせ)を2本組み立て、タープやテントで使用しています。
使用するテントやタープの高さを検討し、組み合わせ方をよーく考えてから購入することをオススメします。
最大の特徴その③ 豊富なカラーリング
カラーリングには、今回ご紹介しているシルバーの他に、「レッド」と「ブラック」があります。
またウイングポールの外周に竹材を使用した「ウッドポール」もあるので、キャンプサイトに求める雰囲気によって好みのポールを選択することができます。
セットでも個別でも購入可能
「60cm」と「70cm」の長さのパーツがあり、さらにロープを引っかける先端突起が付いた「トップ(上段)」、「接続部分だけのミドル(中断)」「地面と接するボトム(下段)」の3種類の形状をしたパーツがあります。
この6つのパーツを組み合わてある「セット販売」で購入することもできますし、それぞれ「単品」で購入することもできます。
セットの場合は「140cm(70cm×2)」「210cm(70cm×3)」「240cm(60cm×4)」「280cm(70cm×4)」「ウッドのみ120cm(60cm×2)」の長さがあり、購入してすぐに使用することができます。
マイナスポイント
150cmと160cmの設定が不可能
以前は「ポールビット」という20cm長のオプションポールが別売りで販売されていたのですが、現在廃版となってしまっています。
20cmの延長ができると、組み合わせで150・160・220・230cmの長さに設定することもできるので、張れるタープの種類や高さが広がります。
特にソロキャンプなどでソロ用のテントやタープで使用する時には150cm程度のサイズ感は重要です。
現状150cmと160cmの設定が不可能ですが、ポールビットが再販されれば、このウイングポールはさらに史上最強のタープポールへと変貌すると思います。
再販を願って待ちましょう。
タープを張った後での長さ調節がしにくい
他のブランドのタープポールではプッシュボタン方式で長さを微調整できる機能が備わったものがあります。しかし「ウイングポール」には長さ調整の機能がありません。
おそらく耐久性が落ちるので、このウイングポールでは採用されていないのだろうと思いますが、微調整できるとタープを張った後で地面の凹凸や雨滴の落ち方などに合わせてポールの長さを変えることができるので便利です。
タープを張る前に、長さの検討を十分に行い、このウイングポールを立てるようにしましょう。
値段が高い
最も安いシルバータイプのウイングポールでも値段が5000円以上します。
パーツ単品でも1000円以上するので、お財布には優しくない値段設定です。
その分耐久性などの機能はとても高いので、安心を買うつもりで財布のヒモを緩めても良いかもしれません。
スノーピーク「ポールキャリングケース」もオススメ
そしてこのウイングポールを持ち運ぶのに適した純正ケースも存在します!
帆布生地でとても頑丈なオススメ製品ですのでそちらも要チェックです⬇︎⬇︎⬇︎