【ユニフレームの斧レビュー】 「燕三条乃斧」は広葉樹もラクラク割れる!

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「燕三条乃斧」ってなんかモンハンの武器みたいな名前と見た目ですが、モンスター素材は必要なし。

薪割りの質を上げたい方は必見です!

目次

ユニフレームの「燕三条乃斧」は広葉樹もラクラク割れる!

スペック

サイズ全長:27.5cm
刃長:11.5cm
刃厚:0.5cm
重量450g
材質<刃>炭素鋼材(S50C)
<柄>EPDM(ゴム系)
付属品シース(刃の保護カバー)
価格税込5940円

どことなく機械的でモダンなルックスをしており、手斧の分類ではありますが、ナイフのようでもあるという「薪割り界の第三勢力」とも呼べる使い勝手の良さでした!

刃はフルタング仕様

「タング」とは、刃を有する金属板全体の中で、ハンドル材(グリップの部分)に覆われている部分のことを言います。

このタングの覆われ方によって、ハンドル材と同じ形で金属を成型し、ハンドル材で挟み込むように固定したものを「フルタング」刃の部分より細長くした状態でハンドル材に埋め込まれているものを「ナロータング」、ハンドル材で挟み込むのはフルタングと一緒ですが金属部分の露出が無いものを「コンシールドタング」などと呼んだりします。

フルタングの方が斧としての強度が高いですが、金属の面積が多くなるため重くなって携帯性が下がります。タングが小さくなるほど軽量化できるので両者を考慮しながら製品が作られています。

「燕三条乃斧」はフルタングの記載がありますが、厳密に言うと「ナロータング」の分類に入ると思われます。いずれにせよ斧としての強度はかなり高いです!

(出典:UNIFLAME)

薪折り機能つき

刃の背側にギザギザの溝がデザインされており、この部分を利用して細い薪や枝を折ることができます。

焚き付けなどを準備する際に、焚き火台のサイズに合わせて長さを調節することができるので意外と便利です。

ちなみに、この薪折りの溝の内径は16mm程度でした。

レビュー 【バトニングが身近になる!】

オススメポイント

とても握りやすい

独特な形状をしていますが、グリップが適度な太さなので、握りやすく力を入れやすい構造になってます!

高級感のあるシース付き

本革の高級感あるシースが付属しています。

本体だけだとシンプルで悪く言えば面白味の薄いデザインをしていますが、そのシンプルモダンな感じとシースの無骨さを合わせると甘辛ミックスのような感じで所有欲を満たしてくれるギアに早変わり。

硬めの広葉樹でもラクにバトニングできる!

バトニングとはご存知の通り、木材に当てた刃を、上から他のもので叩いて薪を割っていく薪割りの方法です。

比較的柔らかいとされる針葉樹はまったく問題ないですし、硬めの広葉樹も力をそれほど力を入れることなく楽に叩き割ることができました。

モーラナイフのバトニングとは使用感が異なり、こちらの方がコツもいらず、少ない力でも薪が割れやすい印象でした。

また、刃がある程度木に入り込んでしまっても、刃と斧の背(叩く部分)に10cm程度の距離があるため、薪の下の方まで割り切ることができます。

マイナスポイント

柄のゴム部分が汚れやすい

ゴムの材質上、グリップ部分に砂やホコリが付きやすく、色が黒なので目立ちやすいのが気になりました。

ただしこの点に関しては、グリップ部分を水洗いもできるので、あまりにも汚れた場合に掃除しやすいのは良かったです。

あの名作モーラナイフと比較してみた!

スペックの比較

大人気モーラナイフの中でも、ベーシックモデルとして愛用する方も多い「コンパニオン」と比較してみました。

スペックの違いは以下の通り!

ユニフレーム
「燕三条乃斧」
モーラナイフ
「コンパニオン」
サイズ全長:27.5cm
刃長:11.5cm
刃の厚さ:5mm
全長:21.9cm
刃長:10.4cm
刃の厚さ:2.5mm
重量450g84g
材質<刃>炭素鋼材(S50C)
<柄>EPDM(ゴム系)
<刃>ステンレススチール
<グリップ>ラバー
価格税込5940円税込2200円
特記事項シースが付属プラスチックシースが付属

モーラナイフの方は、「コンパニオン」シリーズの「ヘビーデューティー」や、サバイバル向けの「ガーバーグ」シリーズでも刃の厚さが最大3.2mmなので、刃の厚さに関しては「燕三条乃斧」の方が厚みがあり、頑強であることが分かります。

価格はさすがコスパの良さで知られるだけあって「コンパニオン」が圧倒的に安いです!

「燕三条乃斧」はもう少しお安くしてほしいところ…。

持ち運びやすさ

サイズ感は、「燕三条乃斧」の方が横幅がある分、持ち運びのしにくさは若干感じました。しかしながら全長30cm以下なので、リュックなどにも入るコンパクトサイズであることは両者とも変わりません。

バトニングのしやすさ

「燕三条乃斧」の方が、刃の厚さの影響か、木を叩いた時に力が伝わりやすく少ない力でも簡単に薪が割れる印象です。さらに刃と斧の背(叩く部分)との距離が10cmほどあるため、刃が木に沈み込んでいってからも叩きやすいのは「燕三条乃斧」の方でした。

「モーラナイフコンパニオン」は、薪割りをする木の太さが太くなればなるほど、叩く部分がなくなってしまい、木の先端を叩くので力も伝わりにくくなってしまうことがありました。

バトニングで薪を割るためのギアが欲しい方には「燕三条乃斧」がオススメ!

フェザースティックの作りやすさ

キャンプ・焚き火の醍醐味の一つのように語られることが増えたフェザースティック製作ですが、これを作ることを「フェザリング」と呼びます。

フェザリングのしやすさに関しては、刃が薄くて刃が木に入りやすいためか「コンパニオン」の方に軍配が上がります。というか「燕三条乃斧」でこの作業を行うのは、個人的にはかなり難しいと感じました。

「燕三条乃斧」は、刃の厚みがあることに加え、持ちにくので力が伝わりにくく、フェザリングに関しては行いにくいので注意が必要です!

モーラナイフと比較まとめ

ユニフレーム
「燕三条乃斧」
モーラナイフ
「コンパニオン」
サイズ感
持ち運びやすさ
重量
バトニングのしやすさ
フェザリングのしやすさ
価格

コスパの良さで大人気の「モーラナイフ」は、やはり注目されるだけあって、持ち運びやすさや作業のしやすさは抜群でした!

それに対して「燕三条乃斧」の方は、モーラナイフに劣ると感じる部分もありましたが、特にバトニング作業に関してはモーラナイフよりもかなり簡単にできるので、多少かさばっても良し、フェザースティックなんて作らなくても着火剤を使うから良し、少々高価でも良し、という方は手に入れても良いギアだと思います!

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