カメヤマオイルランタンの良いところ&悪いところ9選 【レビュー / 使い方も紹介】

カメヤマオイルランタンの良いところ&悪いところ9選 【レビュー / 使い方も紹介】

芸人キャンパーのヒロシが購入していたとして一躍話題となった「カメヤマオイルランタン」。

伝統あるローソクブランドが展開するランタンは、優しい灯りで安心して使用できるコスパも良い最高のランタンでした。

実際に私が使ってみて感じた点を大きく6つご紹介します。

キャンプの夜だけでなく、インテリアとしても使用できる、心も温かくする「灯り」をお求めの方は、是非この記事をご覧ください!

カメヤマオイルランタンとは


 

戦前から日本中に癒しとぬくもりを与えてきた<<灯り>>のブランド「カメヤマローソク」と「キャンドルハウス」

(出典:https://www.instagram.com/kameyama_candle_house)

 

1927年に「谷川蝋燭製造所」として旗揚げされ、当初の従業員はたったの4名でした。

その当時最初の代表作が今や世界中で用いられている「スパイラルキャンドル」。

その後、社長の罹病や戦争の余波、工場の火災など災難にも見舞われましたが、数々の変遷を経て1983年にて現在の「カメヤマローソク」の形となりました。

カメヤマローソク製品の品質の高さは世界中で認められており、それを物語るエピソードがいくつか語られています。

第三次中東戦争で運河閉鎖から船の積み荷が炎天下で7年間放置されるという事態が起きた際、その積み荷の中にあったカメヤマローソクのキャンドルだけは全く変質せずに残ったとされていたり、キャンドル大国であるスウェーデンの王立研究所が世界最高品質であると発表したりしました。

その後、1994年ごろから「キャンドルハウス」事業が開始されてきました。そのため「カメヤマキャンドルハウス」は「カメヤマローソク」のブランドの1つです。

今回ご紹介する「オイルランタン」も、この「キャンドルハウス」が取り扱う製品の1つです。

 

スペック

  • サイズ:幅15×奥行11×高さ27(トップリングを含む)/35cm(キャリングハンドルを含む)cm
  • タンク容量:約200ml
  • 燃焼時間:約6時間(無風、気温20~28℃前後、200ml、炎の高さ1.5cmで使用時)
  • 使用可能燃料:パラフィンオイル、白灯油
  • 重量:340g
  • 材質:<ランタン本体>鉄、<ホヤ>ガラス、<芯>綿

サイズ感はキャプテンスタッグなど他のランタンとほぼ同様です。

ホワイトガソリン、ガソリン、アルコール、ベンジンなどは使用不可能です。

灯油も良いですが、ススが発生して黒くなりやすいのでオススメは「パラフィンオイル」です。

こちらのカメヤマローソク純正「パラフィンオイル」のオススメポイントは以下の通りです。

  1. 白灯油(40℃)よりも引火点がはるかに高い(106℃)
  2. ニオイが発生しにくい
  3. ススが出にくい

さらに、虫が寄りにくいとされる「シトロネラ」を使用したパラフィンオイルもあるのでそちらもオススメです。


 

いざ分解

複雑そうに見えますが、分解すると、意外とシンプルないくつかの細かいパーツに分けることができるため、掃除などもしやすくなっています。

トップリングに指を引っかけて、ランタン本体の空気孔がある部分を持ち上げると、ガラスホヤの上部が解放され、ホヤを前後どちらかに倒すことができるようになります。

ガラスホヤをどちらかに倒したら、ホヤを包み込むように巻かれている金属ワイヤーをうまく緩めつつ、ガラスを傷つけないように注意しながらホヤを取り外します。

ホヤの台座の下はバーナー部分となっており、ウィック(芯)の台座があります。

まずはウィック台座にかかっているカバー部分を取り外します。

2か所のツメに固定されているため回転しながら取り外し、ウィック固定部分を露出しさせます。

ウィック固定部分は火力調節ハンドルと一体となっており、引き抜くと簡単に取り外せます。

これで全てのパーツに分解することができました。

ススが発生した場合などにも掃除もしやすい作りになっています。

 

使い方

火の点け方

使い方は他のランタンとほとんど同じです。

まずオイルを投入口から注入します。

オイルを入れすぎると注油口から漏れやすくなるため、タンク上部に1cm程度の空間ができるように余裕をもってオイルの量を入れすぎないようにします。

初めて使用する場合には、ウィック(芯)にオイルが染み込むのを10~20分程待ちます。

その後、シリンダーハンドルを押し下げることで、ガラスホヤが持ち上がります。

シリンダーハンドルは凹みに固定することができます。

ガラスホヤが持ち上がってできた隙間から、露出したウィック(芯)に直接マッチやライターなどで着火します。

それにしても、外観を損ねずに着火できるこの構造を最初に考案した人はすごいアイデアマンですね。永久グッドデザイン賞確実です。

ウィック(芯)に火が灯ったら、シリンダーハンドルを元に戻してホヤを元の位置に戻します。

 

火力調節の方法

ウィック固定部と火力調節ハンドルは一体となっており、火力調節ハンドルを回転させることでウィック(芯)が上下に出し入れできます。

火力調節ハンドルを回すことでウィックが出し入れされ、それに伴って炎の大きさも変化します。

着火する際にもウィック(芯)の頭が1~2mm出るように調節した後に、着火すると炎が大きくなりすぎないため安全です。

着火後は、火力調節ハンドルを回転させて、炎の大きさが1.5~2cm程度となるように調節しましょう。

ちなみに、ウィックの先端が黒ずんできたり、炎の形がいびつに偏ってきた場合には、ウィックの先端の黒い部分をハサミなどでカットし、さらに角をカットして先端を台形にしてやると炎の形が整います。

 

火の消し方

点火した時と同様に、シリンダーハンドルを押し下げてガラスホヤを持ち上げ、隙間から息などを吹きかけてしっかりと消火しましょう。

 

カメヤマランタンを使って感じた良いところ&悪いところ9選 【レビュー】

オススメポイント

①価格が安すぎるコスパの良さ

ここまで見てきたように意外とシンプルな造りをしていますが、かえってその粗雑な感じがアウトドアでのハードな使用にも問題なく耐えられるメリットとなっています。

そして価格も税込み2750円というアウトドア用品としては驚愕の低価格帯であり、アンダー3000円でお手軽に本格的なランタンを楽しむことができます。

「アウトドア用品は壊れる」ことを前提に使用するのが定石です。

仮に破損してしまったとしても、また手に入れやすいのはかなりのメリットです。

 

②漏れにくい設計

パッキンが付属しているため、フタをすれば注油口からオイルが漏れにくい設計にはなっています。

しかし前提として、そもそもオイルを入れたまま持ち運ぶのは漏れるリスクがあって危険なので、キャンプで持ち運ぶ場合などは必ず現地で適量を投入するようにしましょう。

カメヤマオイルランタンも、大きく傾けるとオイルが溢れますので要注意!

また片付けを考慮して、燃焼させたい時間から逆算したオイルの量を注油し、帰る時にオイルがタンク内に余らないようにしましょう。

 

③日本を代表するロウソクブランドなので火の道具には安心感がある

歴史あるローソクブランドが展開する製品のため、その機能の高さや使用における安全性には信頼感があります。

キャンプで使用するではなく、インテリアとしても存在感のある空間を演出してくれるでしょう。

ディナー時にこのオイルランタンで灯りを灯したりしてもオシャレですね。

 

④掃除や手入れがしやすい

灯油などを使用した場合、ススで真っ黒に汚れてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

パラフィンオイルでも燃焼する炎が大きすぎるとススが発生します。

汚れてしまったとしても、前述のように細かいパーツに分解することができるため、お手入れが簡単に行うことができます。

ガラスホヤも内側を拭きやすいので比較的キレイな状態で長く使用することができます。

 

⑤消耗部分(ウィック(芯)・ガラスホヤ)は予備(替え)で別売りもされている

使用していると黒ずんで短くなってくるウィック(替え芯)や割れやすいガラスホヤは、予備として替えが別売りされています。

この業界では最大手のブランドの1つであるため、それらの「替え」も手に入れやすいこともメリットの一つとして挙げられます。




 

注意が必要なポイント

⑥メインランタンとしては光量が物足りない

光量としては、とびきり明るくなるということは無いため、グループキャンプなどの大人数でのメインランタンとして使用するのは心許ないです。

光の範囲としては、周囲1m程度であれば比較的しっかりと照らすことができるため、サブランタンとしてはかなり優秀です。

明るさは正式な数値が表示されていませんが、ベアボーンズの「ミニエジソンランタン」の「Low」点灯時よりもやや暗い印象なので、35ルーメン(光束)前後よりも低い光量といった感じです。

私はよくソロキャンプに行きますが、ソロキャンプなどの少人数であれば、メインとして使えなくもない、といった印象です。

しかし非常時など何かあった時のために、もっと光量のあるライトを持っていく必要はあります。

光量としては弱めですが、その一方で星や焚き火の明るさを邪魔しないので自然に囲まれた夜を盛り上げてくれる立役者となります。

さらに光の質としては、実際に火を使うことによるランタン特有の温かみのある光を感じることができるので、まだランタンを持っていない人などにはかなりオススメです。

 

⑦塗装のムラ・剥がれが目立つ

安価に購入できる一方で、コパーやブラックなどのカラーは特に、本体の素材であるの鉄の表面にメッキを加工しただけなので、ちょっとした擦過でメッキが剥げてしまう場合があります。

特に持ち手の接続部やシリンダーハンドルの凹みに固定する部分などは、常に擦れ合う部分となっているため、表面のメッキが剝がれやすくなっています。

私はこういった剥げも味や経年変化として楽しむことができるタイプなので問題ありませんが、気になる方もいるかと思いますので一応注意が必要です。

 

⑧カラーバリエーションが少ない

現在のところ「シルバー」「ブラック」「コパー」の3色のみのカラー展開となっているため、他社のように「レッド」とか「ゴールド」などのカラーリングはありません。

今後もしかしたらバリエーションが増えてくる可能性があるので期待しておきましょう。

 

⑨偽物がある!?

調べてみると、偽物も存在しているようです。

そのため正規店で購入するのが最も信頼できる購入方法ですが、ECサイトでも数多く取り扱われており、特にAmazonのマーケトップレイスなどには偽物を販売するような悪意のある業者もいるので、購入前には必ず販売元についての情報収集を行い、確実に本物であることを確信してから購入するようにしましょう。


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