壁にびっしりと陳列された手袋の数々。アパレルじゃありません、ここはワークマン。
多くの人はワークマンというと、作業用のアイテムを取り揃えているイメージを持っているかと思いますが、実はそんなこともなく、アパレルブランド並みの品ぞろえを誇る商品ジャンルがあるんです。
それが手袋やグローブ。
もちろん作業で使うような専門的なものから、軍手、さらには日常使いできるようなデザインのものであったり、キャンプで使える耐火グローブまであります。
数あるワークマンの手袋・グローブの中から、特にキャンプなどのアウトドアで活躍しそうなオススメのものをいくつかご紹介していきます。
【まるで手袋屋さん!?】 ワークマンで買えるアウトドアにオススメなグローブ・手袋8選
ワークマンの扱うグローブや手袋には、綿やポリウレタン、革の他にも天然ゴムやニトリルなど様々な材質があります。
それぞれの材質によって耐水性や耐熱性など様々なスペックの特徴があるため、材質を確認することはとても大切です。
それぞれの材質の特徴は以下の通りです。
天然ゴム | ニトリル | ウレタン | |
伸縮性 | ◎ | ○ | ○ |
重さ | ○ | ◎ | ◎ |
耐油 | × | ◎ | ○ |
耐穿刺 | ○ | ◎ | △ |
耐摩耗 | △ | ◎ | △ |
耐高温 | △ | ◎ | ○ |
耐低温 | ○ | △ | ○ |
匠の手ワーク&アウトドア天然ゴム背抜き手袋
ワークマンの人気シリーズ「匠の手」から、背抜き手袋がアウトドアテイストでリニューアル。
手のひらには天然ゴムの滑り止めコーティングが施され、通気性も良いので多くの職人が愛用しているシンプルなタイプの作業用手袋です。
その汎用性は高く、薪の準備や荷物の運搬、テント設営のペグ打ちなど様々なシーンで活躍すること間違いなしです。
手の甲にはちょっとしたワンポイントが施されておりこれが目印。
そして驚くべきはその圧倒的な安さでしょう。なんと1組99円で購入することができてしまうので、キズや摩耗を気にせずハードな場面でガシガシ使用することができます。
THE FIELD GLOVE(フィールドグローブ)
牛床革を使用した耐久性のあるグローブです。
弱めですが耐熱性もあるようで、ちょっとした焚き火周りの作業などにも使用することができます(熾火状態の炭の取り扱いや燃焼中の薪の操作などのハードな使用はまだしていませんが、そういった超高熱状態での使用に対する耐熱性は不十分だと思われますので火傷には十分な注意が必要です)。
ノコギリで木を切ったり、薪を割ったりする際などには重宝します。
オイル加工が施されているので、革製品ながらも冬でも硬くなることなく柔軟性のある素材感で作業の邪魔になりません。
価格も安いので1つ持っておいても損はない製品だと思います。
EXTRA GUARD TAKIBI(エクストラガードタキビ)
牛床革を使用した耐火グローブで、焚き火やバーベキューなどの火を扱う作業のお供として重宝します。
個人的にはフィールドグローブよりも熱に対する耐久性は高い印象です。
さすがにアツアツのスキレットやダッチオーブン、熾火になった炭などを長時間持っていると溶けますが、焚き火台から落ちてしまった炭を戻す一瞬や、スキレットやダッチオーブンなどの調理器具の位置を少し変えたりフタを開けたりする程度の瞬間的な作業であれば、熱さを感じることなく作業ができるようになります。
お値段も1000円前後で手に入るため、なかなかコスパの良い製品だと思います。
のびのびキャラッテ
ナイロン・ポリウレタン材質のよくある軍手生地のグローブですが、一味違うのは滑り止めの塩化ビニール部分がイヌやカブトムシ、恐竜などのキャラクターデザインになっている点。
可愛らしい見た目をしているため、お子さんはとても喜ぶと思いますし、日常使いしても遊び心があって楽しいと思います。
ワークマンのキャラッテはキャラクターの個性が強すぎず総柄チックでデザイン性が高いものが多い印象です。
値段は300円台とそこそこしますが、カラーリングも豊富で耐久性もあるので、お好みのものを1つ手に取ってみてはいかがでしょうか。
FREECE GLOVE(フリースグローブ)
キャンプの寒い夜にはもちろん、普段使いもできそうな手袋です。
こういった個性の少ない主張が抑えられた手袋は、いざ探してみると意外と見つからないものですので、ここで出会ったのも何かの縁ということでワークマンで購入してみるのもアリなのではないでしょうか。
最近では他の手袋でもほぼ標準装備が当たり前となっている「タッチパネル対応」ももちろん完備しており、手袋をしたままスマホの操作もできます。
THE MAX OIL THERMO REFLECT(ザマックスオイルサーモリフレクト)
ニトリル材質の防水手袋です。
防水グローブ・手袋を選ぶ際には、「背抜き」のものでないかを確認する必要があります。
手のひらの面に防水性のあるコーティングが施してある手袋であれば、水に濡れたものを掴んで持ち運ぶというライトな使い方の時には防水性能を発揮してくれますが、手の甲の面がムレ防止の「背抜き」構造がとられていると、水の中に手を突っ込むようなハードな水回り作業の場合にはそこから水に濡れてしまいます。
例えば、キャンプ後の食器の洗浄であったり、雨の中でテントを撤収する場面などでは、手の甲までしっかり防水してくれるようなグローブでないと手が水浸しになってしまいます。
こちらのグローブは、手の甲から手首にかけて手全体を防水してくれるので、安心して水回りの作業をすることができます。
さらに防寒性のあるため、寒い冬であっても手が地獄のような冷たくなることを防いでくれます。
また手首もしっかり固定できるので、冷気や水の侵入を防ぐだけでなく、作業をしていて手袋が脱げてしまったり、ずれてしまったりする心配がありません。
なによりも見た目がブラックで作業着感が少ないのもポイントです。
テムレス手袋
こちらも耐水性のある手袋・グローブですが、材質に耐洗剤性能のあるポリウレタンを使用しており、食器洗いなどにオススメです。
透湿性があるので、こもりやすい湿気を逃がしてくれ、不快感なく作業をすることができます。
防寒性能が無いので冬などで冷たいと感じる場合には、このグローブの下に薄手の手袋をしてからはめると、ある程度温かく使用することができます。
表面にはザラザラとした特殊樹脂でコーティングが施されており、手に持った食器や道具などを落とす心配もありません。
見た目は生活感丸出しなので、その点が少しマイナスポイントではありますが、600円程度で購入できるので、清掃用具として割り切ってしまえばコスパは良い製品となっています。
フルコーティンググローブ
もう1つ防水手袋です。
こちらはワークマンの代名詞的独自ブランド「AEGIS」の製品です。
ポリウレタンに塩化ビニル樹脂コーティングという防水グローブとしては必要十分な機能性ですが、このデザインは他にはないものですし価格もお安くなっています。
デザイン重視の方はこちらも選んでみると良いかと思います。
まとめ
壁一面にズラッと並んだ手袋の中には、あなたのニーズに応えるものがきっと見つかるハズ。
ペグ打ちなどのテント設営なら「匠の手ワーク&アウトドア天然ゴム背抜き手袋」、焚き火作業なら「EXTRA GUARD TAKIBI」、アウトドア全般で「フィールドグローブ」、日常使いなら「キャラッテ」や「フリースグローブ」、水回り作業なら防水性能のある「THE MAX OIL THERMO REFLECT」「テムレス」などを選んでみると良いかと思います。
キャンプやアウトドア、外作業で使う手袋やグローブに困ったら、是非ワークマンの扉を開けてみてはいかがでしょうか。