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【村の鍛冶屋】 ペグハンマーとエリッゼステーク 【スノーピーク訴訟問題には触れず純粋レビュー】

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テントやタープを張る際に欠かせないペグとハンマー。

求めるものは抜けにくさと打ち込みやすさ。

数多くのアウトドアブランドから展開されていますが、鍛造ペグを取り扱う「村の鍛冶屋」というブランドから展開されているペグハンマーとペグが優秀な使用感だったのでレビューしていきます。

鍛造ペグを買ってみたい方や村の鍛冶屋に興味ある方、楽しく機能性が高いギアが好きな方などは是非ご覧ください。

 

 

 

【村の鍛冶屋】 ペグハンマーとエリッゼステークのレビュー

 

スペック

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「エリッゼステーク アルティメットハンマー」
  • サイズ:<全体>全長303mm、幅102mm、厚さ35mm、<持ち柄>長さ270mm、幅47mm、<ヘッド・ハンマー部分>幅102mm、厚さ35mm
  • 重量:505g
  • 材質:<持ち柄>天然木、<本体・ヘッド>以下文章参照

ハンマーの持ち手以外の部分は、「鍛造」といって、金属を叩くことで圧力を加えて成形していく製造方法をとっていることで、これにより高強度な製品に仕上がっています。ちなみに1000℃にまで熱した上で、約1トンの圧力をかけています。

上記の写真で黒い「ボディ」の部分には内部の鉄の表面に施された塗装方法の違いで「カチオン塗装」と「クロームメッキ」の2種類から、金色の「ヘッド」の部分は、「真鍮」と「ステンレス」のそれぞれ2種類の材質が用意されており、それぞれの組み合わせによって計4種類のカラーリングと性能の中から、好みのものを選ぶことができます。

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(一部写真はhttps://www.muranokajiya.jp/c/honten/peghummerより引用)

 

「エリッゼステーク」

サイズが18cm、28cm、38cmの種類があります。

重量はそれぞれ77g、185g、346gとなっています。

材質はハンマーと同様に鉄の鍛造となっており、そこに粉末塗装が施された計10種類前後のカラーリングがあります。

また、現在ではステンレス製のものも販売されているようです。

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オススメポイント

材質を選択できる

前述しましたが使用目的に沿ってハンマー本体とヘッドの部分の材質を選ぶことができます。

ハンマー本体は「カチオン電着塗装」と「クロームメッキ」から選択することができます。

カチオン塗装はサビがとんでもなく発生しやすい1000時間以上の塩水噴霧という環境にも耐える点、クロームメッキは高光沢と腐食の少ない点がそれぞれの性能として挙げられますが、どちらも防サビ性能はほとんど変わらないとのことです。

色の好みで選びましょう。

 

またヘッド部分は「真鍮」と「ステンレス」から選択することができます。

まず真鍮は、適度な柔らかさがあるので叩いた跡が残りやすい上、使い込むたびに黒ずみ(酸化被膜)が発生してきます。

デメリットばかりじゃん!と思うかもしれませんが、かなりの回数を叩き込まないとヘッドが潰れるまでの変形はしませんし、黒ずみも防サビ剤の代わりになります。

真鍮の場合は、使用に伴う変化を楽しむことができるのが最大の特徴となっています。

一方で、ステンレスは錆びにくく真鍮よりも硬度があるためキズが付きにくいです。

ずっとキレイなまま保ちたい方はステンレス製のヘッドを選択すると良いかもしれません。

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経年変化も楽しめるため愛着が出てくる

私は「カチオン塗装の本体」と「真鍮ヘッド」の組み合わせにしましたが、大正解でした。

無骨な黒い見た目の本体と、経年変化が楽しめるヘッドは長く愛用したいと思える一品に仕上がっています。

これまで十数回とキャンプで使用していますが、特にヘッドが潰れる心配もなく使用できています。

 

持ちやすい湾曲したハンマーの持ち手

ハンマーの持ち手が湾曲した形状になっているため、とても握りやすい持ち手になっています。

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このペグハンマーは鉄材質ということもあって重量が500gと比較的重めですが、この湾曲があることで、持つ位置が重心からの距離が丁度良くなるようにバランス調整されており、ハンマーを振りやすい形状になっています。

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ペグ抜きがしやすく、片付けのことも考えられた形状

ハンマー部分の反対側にツノの形状をした「ペグ抜き」もあるので、ペグの穴に引っ掛けて抜くことができます。

固くて抜けない場合は、ペグを90度回転させるように捻ったり、左右からハンマーで優しくペグを叩いたりすると良いです。

こうすることでペグと地面の間に空間が生まれ、抜けやすくなります。

また、村の鍛冶屋のエリッゼステークはそもそも楕円形の形状をしているため、90度回転させた時の空間のできやすさが他のブランドよりも良好で、抜く際に抜けやすくなるように作られている点もポイントです。

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マイナスポイント

デザインの多様性の無さ

この製品というか、ブランド業界全体に対しての残念ポイントになってしまいますが、ハンマーにしろ、ペグにしろ、デザインがどれもほとんど一緒という点です。

製品開発の段階において、機能面を洗練すれば同様の形状になってしまうことは仕方ないとは思いますが、ブランドの独自性はもっと工夫ができるのではないかと思いました。

某S社と訴訟問題にもなっていましたが、ぶっちゃけどこのブランドの鍛造ペグも同じような形状をしているため、ブランドの好みや多少のデザインの相違、重量(これも抜けにくさのためには軽ければ良いというものでもないので難しいですが)などを見て、一番気に入ったものを購入すれば良いと思います。

 

ちょっと重いし若干かさ張る

使いやすさとの差し引きですが、重量やサイズが大きいことによるデメリット(持ち運びの荷物になるなど)が挙げられます。

不便を楽しむのがキャンプですので、仕方なくこの点には目を瞑りましょう。

また、ブランドもこの点には関心があったのか、近年全長230mmの「ショートサイズ」のハンマーも展開されているので、興味があればチェックしてみて下さい。

 

 

キャンプで役立つメンテナンス・便利テクニック

ペグダウンの角度

ペグは打ち込む地面に適した種類のものを、適した使用方法で使わないと、強風などで突然抜けてしまいケガや事故にも繋がる危険なアイテムです。

この辺りは基本的な事項なのでご存知の方が多いかと思いますが、抜けにくいペグダウンの角度は、地面から60度くらいになるように打ち込むと良いと言われています。

また、ガイロープとの角度は、90度になるようにするとロープのテンションを保つことができます。

角度が決まれば、ペグのトップ部分までしっかり打ち込みましょう。

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デニムの切れ端を持っていこう

鍛造ペグの場合、材質が鉄なので地中の水分の影響で錆が発生しやすくなっています。

最初はサビ止めの加工がされていることが多いですが、それも何回か使用している内に加工が剥がれてきてしまい、お手入れをする必要が出てきます。

まず、お手入れの第1ステップとして重要なのが、キャンプ場のその場でしっかりとペグの土や泥の汚れを落とすことです。

専用の布などを用意して土・泥汚れを落とすのも良いですが、私がオススメするのはデニムの裾合わせで余った生地を使用することです。

本来デニムというのは農夫のためのウエアであり、農作業に耐えられるように頑丈に作られています。

ですので乾燥している湿っているに関わらず、ちょっとやそっとの土汚れでは摩耗しないし、繊維への染み込みが少ないので泥汚れでもデニムが乾くと、パンパンと手で払うだけでも簡単に汚れを落とすこともできます。

そして見た目がオシャレでカッコ良くなるというのもオススメする大きなポイントです。

大まかな土汚れを落とした後、家や時間があればキャンプ場で水洗いをして丁寧に細かい汚れを落とし、天日干しで乾燥させるところまでしっかりメンテナンスすれば、長く使うことができます。

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村の鍛冶屋とは?

新潟県三条市北入蔵を拠点とする、日本のブランドです。

燕三条の名を掲げるだけの確かな製造技術に裏打ちされた品質の高いアイテムが多く、その中でもペグハンマーやエリッゼステークが特に有名ですが、他にもホットサンドメーカーダッチオーブン、包丁、ナタ、オノなどのアウトドア用品や調理器具などを幅広く取り扱っています。