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PETZL(ペツル)のヘッドランプ/ライト 「TIKKINA(ティキナ)」をレビュー 【災害時やキャンプの夜がもっと安全に過ごせるようになる】

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闇夜を照らす光は、太古よりやすらぎのためのマスターピースでした。

アウトドアは夜からが本番。災害時にも電気があるだけで安心感は何倍にもなります。

今回ご紹介するブランド「PETZL(ペツル)」とそのヘッドランプ(ライト)は、あなたのこれから先のアウトドアライフ、否、これからの人生における新しい相棒になること間違いなしです!

 

 

 

PETZL(ペツル)のヘッドランプ/ライト 「TIKKINA(ティキナ)
」をレビュー!

全体像

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今回私が購入したのは、初心者でも扱いやすく、値段的にも購入しやすいとされる『TIKKINA(ティキナ)』という種類のブラックカラーです。

乾電池3本も付属しているため、購入してすぐに使用することができます。

アウトドア製品ならではのステッカーも付属しています。

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サイズは、本体がタテ40mm×ヨコ58mm×厚さ35mmで、ヘッドバンドは42cm~60cmまでサイズ調節可能(ゴムの伸縮があるためさらに伸びます)です。

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本体の上部はカパッと開くことができ、ここに乾電池をセットします。

また、ぺツルの製品でもあり、充電できるリチャージブルバッテリー『コア』を使用する場合も、ここにコアをはめ込むことになります。

間違えやすい点としては、乾電池と『コア』を同時に収納することはできませんので注意が必要です。

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ヘッドの部分も3段階に角度調節できるので、頭に巻き付けたり、ネックレスのように首から垂らしたりした際に、好みの角度で光が当たるように調節することができます。

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明るさ

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上部の電源ボタンを押すことで「弱・中・強」の3段階の明るさに変えることができます。

「弱」では、足元はしっかり照らすことができますが、数m先は暗いままなので、キャンプの際の焚き火や、暗い中で手元を明るくする必要がある作業時などに使用すると良いかと思います。

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「中」では、比較的先の方まで照らすことができるため、例えばキャンプの夜中にトイレまで歩く時に使用したりすると便利かもしれません。

実際、私が一番よく使用するのはこの「中」の明るさです。

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「強」ではかなり先まで照らすことでき、公式サイトでは60m先まで照らすことができると紹介されています。

光源となる自身の周囲は他のライトが不要となるくらい明るいです。

しかし光の強さは強いですが、連続照射時間が2時間と短いため、登山など緊急事態に直面する可能性がある場合には他の上位モデルを購入した方が良いかと思います。

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ちょっと分かりづらいですが、並べてみるとこんな感じです。

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PETZLには他にも沢山、色々な機能を兼ね備えたヘッドランプがあります(後の章で登場します)が、焚き火の際の手作業の補助であったり、夜中のトイレに歩くためであったりというキャンプでの用途が中心なのであれば、ランタンなどが他にあればヘッドライトは今回ご紹介している『TIKKINA』で十分です。

 

ヘッドバンドの取り外し方法

一見するとヘッドバンドが取り外しできなさそうな構造をしていますが、実は本体から取り外すことができます。

汗などで最も汚れる部分でもあるため、取り外して洗濯できるというのはとても衛生的で良いポイントです。

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バンドの末端部分がプラスチックによって加工されているので、引っ張るだけでは取り外せないようになっています。

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この部分、実は端のプラスチック部分を斜めにして、出っ張り部分を避けるようにして押し込むと、通り抜けられるようになっているのです。

少し力がいりますが、コツをつかむと簡単にできるようになります。

若干、バンドのゴム部分に負担がかかるようになるので、傷まないように使用する場合は、頻回にヘッドバンドの取り外しを行わない方が良いでしょう。

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これで取り外すことができます。

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次はヘッドランプ本体背面の部分を取り外していきます。

ここも、ヘッドバンド末端のプラスチックがそのまま引っ張るだけでは通り抜けられない構造になっています。

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ヘッドランプ本体と本体背面のプラスチック部分は分離できるようになっています。

操作しやすくするために、分離させてから次の手順に進みます。

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本体背面のプラスチック部分についても、バンド末端を斜めに通すことで取り外すことができます。

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反対側も同様に、バンド末端のプラスチック部分を斜めにしながら本体から外していくことで、ヘッドバンドを取り外すことができます。

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この動画でも詳しく解説されているので、確認してみて下さい。

www.youtube.com

 

今度は逆に取り付けたい場合は、逆の手順で進んでいくと取り付けることができます。

カラーバリエーション豊富なスペアのバンドも販売されています。

 

 

そもそもPETZL(ぺツル)とはどんなブランド?

PETZL(ぺツル)は1960年にフェルナンド・ぺツルによってフランスで設立された登山用品、高所作業用品、ヘッドランプを扱うブランドです。

Black Diamond(ブラックダイアモンド)やGENTOS(ジェントス)、Ledlenser(レッドレンザー)などと並び、世界中でヘッドランプのシェアを牽引しています。

 

 

ヘッドランプ/ライトを選ぶ際に注意するポイント

ここからは、ヘッドランプを購入予定の方に向けて、ヘッドランプを選択する際に、使用用途に合わせて注意すべきポイントをいくつか列挙します。

  • 光の色
  • 照射力
  • ビームパターン
  • 防水性能
  • 重量
  • 電力供給方法
  • 使用適正気温

などです。

以下のサイトに詳細に記載されています。

www.alteria.co.jp

 

光の色

  • 白色光:可視光線の全ての波長の色が均等となった光で、最も明るく見える。
  • 赤色光:光源を直視しても眩しく感じないため、キャンプサイトや登山ですれ違う際などに使用することで、周囲の人々に迷惑をかけにくくなる。

 

照射力(光の強さ)

光の量を表す単位にはいくつかありますが、それぞれ少しずつ表現しているものが異なります。

  • ルーメン:「光束」といって、光源から出た光のすべての量を表します。
  • ルクス:「照度」といって、光が当たっている特定の場所における光の量を表します。
  • カンデラ:「光度」といって、光源から出た光が照らす範囲の中で一番明るい場所での光の量を表します。

 

PETZL(ぺツル)をはじめとして、ヘッドランプ界隈ではルーメンで表現されることが多いです。

アウトドア活動における明るさの目安としては以下のように言われることが多いです。

  • キャンプの際には、ランタンなど「メインの光源」は1000ルーメン以上必要。
  • 「サイドの光源」は200~300ルーメンあると良い。
  • 夜間のトレッキングなどでも100~300ルーメンあれば一応活動できる。
  • 明るすぎても眩しいだけなので、最低限の明るさがあれば良い。
  • 赤色光はまぶしく感じにくいため目に優しい。

 

ビームパターン

  • ワイド:夜間の調理、焚き火、テントの設営など、手元などの比較的近い場所を幅広く照らすためのもの。
  • スポット:一点(狭い範囲)に集中した光によって比較的遠くの特定の場所を照らすためのもの。
  • マルチ:ワイドとスポットの中間かつ双方の機能を有しており、走る・歩くといった時に前方を照らすためのもの。

 

防水性能

「IP XX」で表示される国際規格を「保護等級」と呼びます。IPとはIngree Protection(侵入に対する保護)の頭文字をとったものです。

「XX」の部分には、1桁目には固形物(特に粉塵)に対する保護、2桁目には液体(特に水や油)に対する保護性能を示しています。

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(出典:上記リンク「ALTERIA」より引用)

 

PETZL(ぺツル)のヘッドライトには、主に「IP X4(全天候型)」と「IP X7またはX8(防水型)」があります。

 

 

PETZLの商品一覧をご紹介

ヘッドランプを選ぶ際の注意点を確認したところで、それを踏まえて上記のTIKKINA以外のPETZLのアイテムを見ていきましょう。

 

クラシックシリーズ

シンプルな機能がゆえ、キャンプやハイキングなどのライトな目的での使用に適した製品です。

 

TIKKINA(ティキナ)

 

今回紹介する製品です。

光の色の種類は白色光のみであり、照射力に関しては上部のボタンを押すことでその強さを「弱・中・強」の3段階のレベルに簡単に変えることができます。

  • 「弱」:明るさ6ルーメン、照射距離10m、120時間連続照射可能
  • 「中」:明るさ100ルーメン、照射距離40m、9時間連続照射可能
  • 「強」:明るさ250ルーメン、照射距離60m、2時間連続照射可能

手元を広く照らせるワイドビームタイプの製品です。

キャンプやハイキングなどでの使用が推奨されており、お試しなどでも最も購入しやすいものとなっています。

耐水性能はIP X4(全天候型)なので少雨は耐えられます。

重量は81gです。

電力は単4乾電池3本、またはリチャージブルバッテリー『コア』という製品で供給されます。どちらも持っていれば照射時間を延長することもできます。

後述しますが、ヘッドバンドは取り外し可能です。

 

TIKKA(ティカ)

 

『TIKKINA』と大きく違う点としては、白色光の他に、光源を直接見ても眩しくならない「赤色光」を発することができる点が挙げられます。

赤色光は続点灯もできますし、緊急時に所在を知らせるための点滅させる機能も付いています。

  • 白色光「弱・中」レベル:『TIKKINA』と同様
  • 白色光「強」レベル:明るさ300ルーメン、照射距離65m、2時間連続照射可能
  • 赤色光(続点灯):明るさ2ルーメン、照射距離5m、60時間連続照射可能
  • 赤色光(点滅):700メートルの距離から400時間視認可能

こちらもワイドビームであり、明るさ以外の操作性については基本的には『TIKKINA』と同様です。

IP X4の耐水性能で、重量は82gです。

 

ZIPKA(ジプカ)

 

ビームパターンはワイドビームです。

巻き付ける部分がベルトではなく、特許取得の巻き取り式リールとなっているため、持ち運びがより一層コンパクトになり、取り付ける場所を選ばない製品です。

ライトの性能は『TIKKA』と同様です。

IP X4の耐水性能が備わっており、重量はヘッドバンドが無い分だけ軽く66gです。

 

E+LITE(イーライト)

 

「超コンパクトエマージェンシーヘッドランプ」と銘打って販売されています。

始めからリチウムコイン電池が2個付属しているため、手元に届いてすぐに使用できる状態となっています。

そしてそのすぐに使えるという状態で約10年間保存できるので、災害時や遭難といった緊急時用のランプとして使用することもできます。

保護ケースや、ヘッドバンドの後方にはホイッスルも付属しているので、ポケットや救急箱などに忍ばせておくのも良いでしょう。まさに安心を買う商品です。

ワイドビームのみで白色光・赤色光ともに発射できます。

スイッチはボタンではなくツマミを回すタイプであり、誤作動防止のためにロックがかけられる構造となっています。

  • 白色光「弱」:明るさ13ルーメン、照射距離6m、11.5時間連続照射可能
  • 白色光「強」:明るさ30ルーメン、照射距離7m、3時間連続照射可能
  • 白色光「点滅」:明るさ15ルーメン、最大視認距離100m、95時間連続照射可能
  • 赤色光「点灯」:明るさ2ルーメン、最大視認距離100m、15時間連続照射可能
  • 赤色光「点滅」:明るさ2ルーメン、最大視認距離100m、70時間連続照射可能

重量もトップクラスに軽く、26gですので持っているのを忘れるくらいの感覚です。

クラシックシリーズでは珍しく耐水性能はIP X7を備えており、使用気温は-30℃から60℃まで対応可能なため、環境に左右されずに保管・使用できます。

 

アクティブシリーズ

登山などのアウトドアに向けて設定されたシリーズで、クラシックシリーズの上位互換のような位置付けです。

重量とランプの性能のバランスが良いとされています。

 

ACTIK(アクティック)

 

光の色の種類は白色光と赤色光があり、ボタン1つで切り替え可能なので操作性は良好です。

光の強さも「弱・中・強」の3段階のレベルに簡単に変えることができます。

  • 白色光「弱」:明るさ6ルーメン、照射距離8m、120時間連続照射可能
  • 白色光「中」:明るさ100ルーメン、照射距離45m、12時間連続照射可能
  • 白色光「強」:明るさ350ルーメン、照射距離80m、2時間連続照射可能
  • 赤色光「点灯」:明るさ2ルーメン、最大視認距離5m、60時間連続照射可能
  • 赤色光「点滅」:700mの距離から400時間視認可能

ワイドとミックスの2種類のビームパターンを有します。

重量は86gでIP X4の耐水性能です。

『TIKKA』の性能がアップしてやや重くなったものだと捉えると分かりやすいです。

 

ACTIK CORE(アクティックコア)

 

白色光・赤色光が使用できる点、ビームパターンが2種類(ワイド・ミックス)ある点、防水性能などはACTIKと同じです。

照射力が以下のようにややアップしています。

  • 白色光「弱」:明るさ6ルーメン、照射距離8m、130時間連続照射可能
  • 白色光「中」:明るさ100ルーメン、照射距離45m、8時間連続照射可能
  • 白色光「強」:明るさ450ルーメン、照射距離90m、2時間連続照射可能
  • 赤色光「点灯」:明るさ2ルーメン、最大視認距離5m、60時間連続照射可能
  • 赤色光「点滅」:700mの距離から400時間視認可能

その他に『ACTIK』と異なる細かい部分としては、スイッチのオンオフにロック機能が付随した点、ヘルメットや自転車に装着可能なアクセサリーに対応している点などがあります。

また、この製品はぺツルの製品であるリチャージブルバッテリー『コア』が付属しています(乾電池と『コア』の双方が使用できます)。

『コア』が付属するちょっと性能の良い『ACTIK』なので『ACTIK CORE』です。

 

BINDI(ビンディ)

 

35gという超軽量モデルで、首からかけて使用することもできます。

ワイドビームで、白色光と赤色光を備えています。

  • 白色光「弱」:明るさ6ルーメン、照射距離6m、50時間連続照射可能
  • 白色光「中」:明るさ100ルーメン、照射距離23m、3時間連続照射可能
  • 白色光「強」:明るさ200ルーメン、照射距離36m、2時間連続照射可能
  • 赤色光「点灯」:明るさ1ルーメン、最大視認距離2.5m、33時間連続照射可能
  • 赤色光「点滅」:400mの距離から視認可能、200時間連続照射可能

電源はUSBポート経由で充電可能なリチャージブルバッテリーです。

 

スペシャライズドシリーズ

このシリーズ以下のものは、キャンプなどのライトユースではなく、特定のアクティビティに特化したハイスペックシリーズとなってきます。

スペシャライズドシリーズはとりわけ、ハンティングやフィッシング、自然探検などの特定のアクティビティに向けて設定されたシリーズです。

 

TACTIKKA(タクティカ)

 

ステルス性の高いカラー光を採用したモデルです。ステルス性とは、相手からこちら側が見えにくくするためのもので、狩りや釣りなどでは活躍する機能です。

カラーバリエーションも、デザートカラーや迷彩など、より自然に溶け込めるようなカラーリングを採用しています。

白色光と赤色光を備え、ワイドビームのパターンです。

  • 「弱」:明るさ6ルーメン、照射距離10m、120時間連続照射可能
  • 「中」:明るさ100ルーメン、照射距離40m、9時間連続照射可能
  • 「強」:明るさ300ルーメン、照射距離65m、2時間連続照射可能
  • 赤色光「点灯」:明るさ2ルーメン、最大視認距離5m、60時間連続照射可能
  • 赤色光「点滅」:700mの距離から400時間視認可能

重量は82gで、耐水性能IP X4です。

また、ビームパターンがミックスの『TACTIKKA+(タクティカプラス)』、三原色のカラー光を備える『TACTIKKA+RGB』など派生製品もあるため要チェックです。

 

パフォーマンスシリーズ/プロフェッショナルシリーズ

このシリーズは、洞窟探検や工事現場、爆発の危険を伴う作業などで使用されることを想定しているモデルであり、一般的に災害への備えやアウトドア目的でここまでの性能のものを所望している方は少ないと思われますので割愛します。

興味があれば、以下のリンクからご覧ください。

www.alteria.co.jp

 

まとめ ~結局どれがオススメなの?~

前述していますが、キャンプや標高の低い登山などのライトなアウトドアアクティビティでは、『TIKKA』や『TIKKINA』で十分だと思います。使いやすさで言うなら『BINDI』もオススメです。

一方で、洞窟探検や標高が高く危険度の高い登山などは、アクティブシリーズやプロフェッショナルシリーズなどのできるだけハイスペックなシリーズのものを使用することをオススメします。

それ以外では、ランニングやフィッシングなどは、パフォーマンスシリーズやスペシャライズドシリーズなど、その用途に特化したものを選択すると良いかと思います。