あまりにも有名で神ギアと称され、キャンパーならほとんど誰もが知っているユニフレームの「フィールドラック」。
脚部をたたんで薄くしてコンパクトに持ち運べたり、30kgの耐荷重でギアの置き場にもなったり、2つ3つ積み重ねればラックにもなったり、ローテーブルになったり、熱されたスキレットを置いたりと、これほどまでに汎用性が高く便利に使えるギアだとは思いませんでした。正直舐めてました。
中でも特に、私はサイズ感が絶妙だと感じたので、サイズ感に焦点を置いてレビューしていきます!
ユニフレームの「フィールドラック」
スペック
- 使用サイズ:タテ35×ヨコ60×高さ23cm
- 収納サイズ:タテ35×ヨコ60×厚さ1cm
- 重量:1.7kg
- 材質:スチール(カチオンメッキ)
- 耐荷重:30kg
他ブランドとのコラボや別注で、カーキなどの珍しいカラーリングのものもあります!
使い方
脚部を左右とも立ち上げ、脚部の「W」の頂点にあるツメを天板格子の最も端の部分に引っ掛けます。
この作業はかなり力がいるので、女性やお子さんはコツを掴むまで少し難しいかもしれません。
色々と試しましたが、下の画像のように持つのが最もやりやすい方法でした。
画像では片手で行っていますが、両手で持って行った方が力を入れやすくなります。
一方で撤収する際には、今までの作業を逆再生すればいいので、脚部を両手で持ち、引っ掛けてある脚部のツメを外す様に操作します。
レビュー
おすすめポイント
いろいろ使える絶妙なサイズ感
天板面積・高さとも、大きすぎず小さすぎずな絶妙なサイズ感だと思います。
クーラーボックスやウォータージャグなど他のギアを載せるためのスタンドにしたり、フィールドラックを2個3個重ねて文字通りラックにしたり、ソロキャンではテーブルとして使ったりと、いろいろな使い方ができます。
天板は思っていたよりも面積があります。イエティやハイランダーなど、35Lくらいのものであればハードクーラーも載せることができます。
AOクーラーズの「ソフトクーラー12パック」はキレイにピッタリサイズです。
私はいつもこのAOクーラーズのソフトクーラーと、MLIMA(リマ)の「ステンレスジャグムート10」を一緒に載せて使用しています。
各社のトランクカーゴも50Lであればほぼちょうど良いサイズ感で積載できます。フィールドラックの耐荷重は30kgあるので、トランクカーゴの中に重量のあるものが入っていたとしても大抵は問題ありません。
雑貨や日用品などの小物もかなり沢山載せられます。
Hang Out(ハングアウト)の「ファイヤーサイドテーブル」天板は、横向きで置くと四方に余白を残した状態で載せることができます。
シンデレラフィットという訳にはいきませんが、これはこれで使えなくもないです。
トランクカーゴのフタ裏用にDIYしたロールテーブルは載せることができませんでした。
高さは500mlのペットボトルとほぼ同じです。購入する時にはちょっと低いかなとも思いましたが、テーブルとしての使用よりもギアを載せるために使用しているためか、実際に使ってみると逆に使いやすいサイズ感になっていると感じました。
重ねた場合にも、2つで約46~47cm高と高くなりすぎないので、ロースタイル・ハイスタイル問わず使いやすいと思います。重ねてこそ真価を発揮すると言っても過言ではないかもしれません。
私もこれまでは不要だと考えて購入していませんでしたが、トランクカーゴやクーラーボックスなどを地面に直置きするのが嫌で試しに手に入れてみたら、その便利さにハマってしまい、今ではキャンプには必ずもっていくようになりました。
収納時は厚さ1cmでかさ張らないので、たとえ使用しなかったとしても積載スペースを圧迫しません。
純正オプションが豊富
テーブル使用時の天板は「ウッド(木製)」と「ステンレス」の2種類があります。
テーブルで使用する場合、ソロにしては大きすぎると感じる人には、ハーフサイズ面積の天板もあります。
これを手に入れれば、例えば半分は食材を切ったりするテーブルとして木製天板を使用し、もう半分は焼けたスキレットなどを置くためにステンレス天板を使用するハーフ&ハーフの使い方もできます。
下部に設置するメッシュBOXは、洗った食器の乾燥などにも使えます。
フィールドラックを4枚まで収納可能なトートバッグもあります。
贅沢な6号帆布&パラフィン加工を採用しており耐久性は十分です。
残念なポイント
組み立てにコツがいる
脚部を固定する作業がかなり力が要ります。
持ち方などコツを掴むと多少は楽になりますし、使っていく内に金属に屈曲癖が付いて組み立てやすくなってきますが、最初は苦労するかと思います。
持ち運びはコンパクトにはなるが、スタイルによってはかさ張るかも
重量1.7kgは意外とズッシリ感じます。
収納時の薄さに関しては1cmで申し分ありませんが、面積的にはかなり幅をとるので、オートキャンプ以外では持ち運びは難しいかと思います。