キャンプ業界には、コールマンのような大手のブランドから、ガレージブランドと言われるようなマイナーで玄人好みのものまで様々な売り手が存在します。
アウトドアに限らずある業界について詳しくなってくると、その業界のものを購入際にはブランド偏向的な選択しか採らなくなり、とりあえずブランドのものを買っておけ、それ以外は認めない、などという変なプライドが出てくることが多いです。私も見事にそれでした。
しかしファッション業界のユニクロしかり、現代ではいわゆる「プチプラ」というワードはイコール「安物買いの銭失い」の時代ではなくなっています。
日本全国的なチェーン展開をするホームセンターなどからもキャンプやアウトドアの製品が販売されるようになり、フタを開けてみるとその機能性や品質はとんでもなく高いものになってきています。
今回は、私が2021年度にカインズにて購入したアウトドア用品をいくつかご紹介していきます。
正直カインズ舐めてました。そのくらい役に立つアイテムばかりでしたので、是非ご覧になってみて下さい!
2021年にカインズで買って良かったキャンプ道具5つ 【ホームセンター舐めたらアカン】
① リフティー 木製折りたたみラック 4段
- 展開サイズ:幅46×奥行30×高さ84.5cm
- 耐荷重:1段あたり3kg
- 重量:4.1kg
- 材質:天然木(ラッカー塗装)
- 税込み3980円
大人気で品切れの店舗が続出した木製ラックです。
キャプテンスタッグを始めとする大手ブランドにも同様の製品がありますが、そちらよりも安く、ほぼ同等の品質のものを購入することができます。塗装のムラもなく、ネジのゆるみなども見られません。
3段と4段がありますが、私はこちらの商品を調理用の台として使用したかったため、より沢山のギアを載せられるという点も含めて4段の方を購入しました。
おそらく現時点ではどこの店舗にも在庫が無いかと思いますが、2022年度も再販されるとは思いますので見かけたらすぐに購入しましょう!
② 持ち運びに便利なトライポッド
- 展開サイズ:幅52×奥行52×高さ117cm
- 収納サイズ:直径10×長さ52cm
- 重量:1.7kg
- 耐荷重:20kg(ダッチオーブンOK)
- 材質:スチール(耐熱塗装)
- 税込み3980円
私はこれをユニフレームの「ファイアグリル」とセットで使用する目的で購入しました。
なんとこれがベストなサイズ感でピッタリ合いました。チェーンの長さが十分長いため、他の小さめの焚き火台などでも問題なく使用できるかと思います。
マットブラックの耐熱塗装がなされており、見た目は高見えしてとても満足です。
サイズ感はソロとして使用するには思ったよりも大きかったですが、大は小を兼ねるということで、存在感のある見た目と考えれば全然アリです。グループキャンプでの使用ならこれが登場しただけで本格的に見えるのでワッと盛り上がるかもしれません。
耐荷重20kgでダッチオーブンなども問題なく使用できますが、何も載せていない状態でも脚部分が若干内側にたわんでおり、長期的に使用した場合の脚部分の耐久性には少し不安が残ります。
とはいえユニフレーム純正のFGトライポッドは7000円前後するため、4000円を切って購入できるならコスパは良いかと思います。
脚を1段階低くすれば、ベルモントの「TABI」にもピッタリ!
③ kumimoku クロスレッグチェア 丸小
カインズのDIYシリーズ「kumimoku」のチェアです。
1000円以下でチェアにもなりちょっとしたスタンドにもなるものを手に入れられるのはとても良かったです。
主にウォータージャグのスタンドとして使用することが多いです。
kumimokuのシリーズはDIYが前提ということもあって、塗装によって好みの色に変えられるというのもポイント。定番のウレタンニスでも良いですし、同じくカインズの塗料「Exterior Colors」はオシャレなカラーリングのラインナップになっているのできっと好みの色が見つかるはず。
④ クッションレジャーシートL
- サイズ:240×180cm×厚さ1mm
- PPフィルム・発泡ポリエチレン・アルミ蒸着PETフィルム
- プラペグ4本付属
- 税込み1280円
ヘリンボーン柄のレジャーシートです。
私はこれを普段は屋内、キャンプ時はテント内のマットの下に敷く目的で購入しました。
しかしクッション性は期待しない方が良いです。
また裏面はアルミ蒸着されており若干の断熱性能もあるようで、確かに少し暖かくなるような気がしますが、これだけで完全に断熱できているかは怪しいです。
一方、デザインはかなり良く、意外とウッド柄のシートは無いので、敷いた場所が一気にシックになります。
⑤ 積み重ねできるスチールバスケット グレー
- サイズ:幅37×奥行26×高さ12.5cm
- 材質:スチール
トラスコのトランクカーゴの仕切りとして購入しました。
ブラックもありますが、前開き型で収納しているものが落下してしまう可能性があったためこちらにしました。欲を言えばカラーリングがもう少し豊富にあると良いかと思います。
無印良品の「ステンレスワイヤーバスケット」の「1」サイズの上に積載すると、トランクカーゴのフタを閉めることができるちょうど良い高さになります。
ホームセンター各社のアウトドア業界へ与える影響はかなりのものであり、コスパという点に絞ってみれば、その企業努力には凄まじいものを感じます。
逆に大手のアウトドアブランドはこれに触発されてより品質・価格設定の良いモノづくりを推し進めていくので、消費者視点からすると競合し合うのはとてもありがたいです。
キャンプ道具は高いというイメージが強いですが、吟味して自分のスタイルにあった選択をできるのはとても良い状況にあると思います。
充実したライフスタイルはまずこの選択から始まるといっても過言ではありません。
是非、みなさんの選択の一助になれば幸いです!