木材を基調としたおそらく現在あるクーラースタンドの中で最もオシャレなものと言っても過言ではないHilander(ハイランダー)の「ウッドクーラースタンド」。
今回はオシャレなこのクーラースタンドの魅力と注意が必要な点、さらに色々なものを載せて、その使い道についてもご紹介していきます!
クーラースタンドって必要?
そもそも論、クーラーボックスのスタンドって必要なの?と感じる方もいることでしょう。
結論、必ず用意した方がいいと思います!
クーラーボックスはその名の通り、中に入れた飲み物や食材を冷えたまま保管するためのギアですが、夏の暑い日などは直射日光を避けるだけではクーラーボックス内の温度を低く保つことはできません。
何故かというと、ギラギラした日光が地面に吸収され、土や草地であっても地面からの熱がクーラーボックスに伝わってしまうからです。
夏の海に言った時、ビーチの砂浜がとても熱くなっていることを思い出して頂ければイメージしやすいかと思います。
クーラースタンドがあると、この地熱の影響を最小限にすることができ、クーラーボックス内の温度が上がりにくくなります!
Hilander(ハイランダー)の「ウッドクーラースタンド」
ナチュラルでシンプルなデザインのギアを中心に展開する人気ブランド「Hilander(ハイランダー)」。
Eコマースサイトとして主に通信販売でアウトドアギアを販売している「ナチュラム」の独自ブランドです。
ウッドロールトップテーブルやウッドフレームチェアなど、ウッドを基調としたギアが特に人気で、誰もが一度は目にしたことがあるハズです。
同じくクーラースタンドもウッドを基調としており、一時期入手困難となるほどの人気でした!
スペック
- 展開サイズ:開き幅37×奥行49.5×高さ36cm
- 収納サイズ:長さ49.5×タテ11×ヨコ8.5cm
- 重量:2.5kg
- 耐荷重:100kg
- 材質:ニス加工木材、アルミニウム合金
滑り止めラバーパッド付きなので、上に載せたものが滑り落ちることを防止してくれます。
このラバーパッドに関しては、載せたものの跡が残りやすく、さらには経年に伴って劣化しそうなので大切に使っていく必要はありそうです。
また耐荷重は100kgあるので、イエティのタンドラなど重量のあるハードクーラーボックスに食材や飲み物を入れたとしても、問題なく載せることができます。
ダークブラウンのカラーも展開されているので、そちらも要チェック!
【レビュー】 ハイランダーの「ウッドクーラースタンド」を使って感じた5つのこと
オススメなポイント
その① ウッド基調のオシャレな見た目
ウッドと黒い金具との組み合わせがとてもカッコいいです。
生活感が出ず適度な存在感があるため、キャンプサイトでギアが変に浮くこともありません。
その② 5秒で組み立てできる
スタンドの脚となる部分を「Nの字」となるように展開するだけで簡単に組み立てが可能です。
慣れると5秒もあれば設営できるので必要な時にすぐに準備することができます。
その③ ロゴマークがとても控え目
下の写真のどこにロゴマークが入っているのか分かりますか?
ハイランダーのギアはブランドを主張しすぎないのも人気なポイントですが、今回のウッドクーラースタンドも例に漏れず、どこのブランドのギアなのか分からないくらい主張を控えたものとなっています。
その分、質感とか機能性が引き立てられ、唯一無二のクーラースタンドに仕上がっていると感じます。
残念なポイント、注意するポイント
その④ サイズが大きい
特に気になるのは「高さ」です。高さが36cmあるので、ソロキャンプなどで用いるテーブルとほぼ同じ高さです。
そうなるとクーラースタンドの上にクーラーボックスなど他のギアを載せると、さらに高くなってしまい、イスに座っている場合には中の物を取り出す時に一度立ち上がらなければいけなくなります。
そのためロースタイルだと若干使いにくさを感じるかもしれません。ミドルやハイスタイルを主とするファミリーキャンプなどには良いでしょう。
高さが気になる場合には、材質がアルミになってしまいますが、見た目はほとんど同様で高さが3段階で調節可能な「アルミクーラースタンド」もあります⬇︎
アルミクーラースタンドの場合、耐荷重も50kgと落ちてしまうので、その辺も加味しながら選びましょう!
また収納サイズも長さが49.5cmとかなり大きめなので、ミニマムキャンプが好きな方にはオススメできません。
ただし収納袋が付属しているため、それに入れて持ち運べば多少は持ち運びやすくなります!
その⑤ 重量が大きい
アルミなどの軽量な金属と違い、木製なので2.5kgの重量があります。
ズッシリとしており耐荷重が100kgあるので大抵のものは載せることができますが、持ち運びのことを考えておく必要があります。
「ウッドクーラースタンド」に色々載せてサイズ感を確認してみた
まず前提として、開き幅のサイズに関して細かく見ると、ラバーパッドの一番外側までの開き幅は37cmですが、木材が斜めに組みあがっていることで、載せたものが接するのは角となる部分です。
この角となる木材部分の左右の間隔は32.5cm、木材に巻き付いているラバーパッドの角となる部分の間隔は33cmとなっています。
このサイズよりも大きいものは、上に安定して載せることができます。
クーラーボックスは「ハードクーラー」や「中~大型サイズ」向け
以下の写真はYETIのタンドラとほぼ同規格の35L容量ハードクーラーボックスです。
ガッシリと安定しておりとても使いやすいですが、やや高さが出てしまうため、チェアなどの座面が低い場合には注意が必要です。
また前述のようにラバーパッドの角部分の開き幅が33cmと比較的広いため、小型のクーラーボックスやソフトクーラーは落下してしまう可能性があります。
ホームセンターなどで販売されている小型を試しに載せてみましたが、ギリギリ引っ掛かる程度なので向きを変えたりしても安定しませんでした。
同様にソフトクーラー(特に小型のものは)も載せて使用することは難しいです。
コンテナ台となる
トラスコのトランクカーゴなどのコンテナも問題なく積載できます。
耐荷重が100kgなので、大型のコンテナでも大丈夫です。
サイズに関しては、前述のようにラバーパッドの角部分の左右間隔は約33cmのため、それよりも幅があるものは安定して載せられます。
テーブルになる
高さがあるのでテーブルにならないか?と思い立ち、色々な天板を載せてみたところ、「Hang Out」というブランドの「ファイヤーサイドテーブル」の天板がシンデレラフィットしました。
クーラースタンドの高さが36cmなので、かなり丁度良い高さのテーブルになります。
また以前流行っていた、トランクカーゴのフタ裏をテーブルにする、100均のスノコで作成したロールテーブルトップがピッタリフィットしました。
このハイランダーのクーラースタンドをテーブルの「脚」として使用したい場合には、天板のサイズとしては幅37×長さ60cm程度のものであれば丁度良いサイズ感で載せて使用することができると思います。
さらに100均のS字フックなどを使用すれば、シェラカップやランタンなどを吊り下げることもできます。
キャンパー必須の名作、キャプテンスタッグの「アルミロールテーブル」を載せてみました。
脚をたたんだ状態で使用するとテーブルの天板として使えそうですが、サイズがやや小さめのため、多少チグハグした感じになってしまいました。
ランタンやクッカーのハンガースタンドになる
S字フックなどを使用するとハンガースタンドとしても使用できます。
ランタンスタンドとしては高さが低いので、吊り下げられるギアは限られますが、耐荷重が100kgもあるので重量面での心配がいりません。
一応スキレットも下げることができました。S字フックを通じて熱がラバーパッドに伝わってしまう可能性があるため、熱された状態のスキレットやクッカーを吊り下げることは避けた方が良いです。
ちなみに、S字フックやギアのフックは、曲線部分が直径4cm程度のものが良いです。
ゴミ箱(ダストスタンド)としては使用しにくい
クーラースタンドの高さが低いため、ゴミ袋を提げても地面に着いてしまい使いづらいです。
キャリーケースなどで使用するバンドを巻き付けて橋渡しすることで汎用性が上がる
カチャッとできるバックルが付き、長さ調節ができる「バンド」を左右に橋渡しするように2~3カ所巻き付けると、バンド部分の荷重が許す限り、橋となる2~3カ所のバンド部分にソフトクーラーなどの小型なものも載せることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はハイランダーの「ウッドクーラースタンド」について見てきました。
見た目は他のスタンドとは比べ物にならないほどカッコいいですが、機能性の面でやや使いづらい方もいるかと思います。
クーラースタンド以外にも工夫次第で色々使えそうではあるので、他のギアやアイテムとの組み合わせも試して楽しんでみたいと思います。