アメリカのブランド「Barebones Living(ベアボーンズリビング)」、通称「ベアボーンズ」は機能的でありながら洗練されたデザインで人気なアウトドアブランドとして近年世界中で注目を集めています。
そんなベアボーンズを代表するアウトドアギアの1つが「ランタン」や「ライト」です。
この記事では、ランタンの1つ「ミニエジソンランタン」についてご紹介していきます。
キャンプで使えるランタンやライトを探している方、オシャレなギアに目が無い方、インテリアとしても活用できる雑貨を購入予定の方などは、是非ご覧になって下さい。
- 「ミニエジソンランタンLED」は片手に乗るサイズのレトロな雰囲気漂うLEDライト。
- Lowモードで35lm、Highモードで100lmの明るさ。程よい明るさですがメインランタンとするには暗い。
- 給電方法は2パターン。単3乾電池2本か、USB接続による2WAY仕様。バッテリー(蓄電)機能が無いので「充電」は×。USBケーブルを外すと電気はつかなくなる。
- 本体の構造上、傘部分と土台が大きいので、光の照射範囲は水平方向のみで狭い。
- グローブ(ホヤ)が無色透明なので、光源を直視するととても眩しい。
- 使い勝手は正直良くないですが、見た目に惹かれたなら買うのも良し!サブランタンとしてはとても優秀に縁の下の力持ちになってくれるでしょう!
BAREBONESの「ミニエジソンランタンLED」レビュー
スペック
サイズ | 直径11.4cm×高さ10.8cm |
使用電球 | 5V、1.4W、エジソンバルブLED |
明るさ | <Low>35ルーメン <High>100ルーメン |
連続点灯時間 | <Low>20時間 <High>5時間 |
材質 | スチール、プラスチック、ゴム |
重量 | 150g |
カラー | レッド、アンティークブロンズ、オリーブドラブ、スレートグレー、カッパー、オーシャンブルー、ヴィンテージホワイト |
特記事項 | 乾電池は別売り |
オイルランタンを彷彿とさせるかの様な、あえて油ぎったような本体の装飾と、レトロでヴィンテージ感漂う全体の見た目に、衝動買い必至!
サイズ感としては、手のひらに載るくらいの感覚で、思ったよりも小ぶりな印象です。
今回私が購入したのは「カッパー」という銅の色合いですが、この他にもカラーバリエーションが豊富で、ヴィンテージ好きであれば垂涎のカラーリングが揃っています。
さらに少しずつ色の種類も増えており「オーシャンブルー」や「ヴィンテージホワイト」など続々と注目のカラーリングがラインナップされています。
また、日本の代理店(A&Fカントリー)を経由しているものは取扱説明書も日本語Ver.が同封されているので安心です。
使い方
使い方はとてもシンプル。本体正面下部にあるスイッチを押すだけで点灯します。
てっぺんにはフックも付いているので、例えばテントの中やポールなどに吊り下げて使用することもできます。
明るさ「光量は弱めだが、裏を返すとほどよい明るさ」
見た目のオシャレさを存分に堪能した後は、ランタンの命でもある明るさについてです。
明るさは2段階で、それぞれ「High」は100ルーメン、「Low」は35ルーメンとなっています。
この「ミニエジソンランタン」に関しては、「High」モードでも100ルーメンと、メインランタンとして使うには明かりがもの足りない印象です。
実際にキャンプで使っている場面ですが、「High」だとこんな感じ⬇︎
「Low」だとこんな感じです⬇︎
光量が弱いので、始めからメインランタンではなくサブとして使用するなど、目的をはっきりとさせた上で購入するのであれば良いでしょう!
ただし、一方でランタンは明るければ明るいほど良い、と考えるのは尚早です。明るい方が安心感がありますが、その反面デメリットもあります。
明かりが強いと、眩しく感じてしまったり、虫が寄ってきやすくなったり、テント内であれば外から透けて見えやすくなったりします。そして何より自然を楽しむという趣が無くなります。
「ミニエジソンランタン」も、手元の作業をしたり、サブランタンとしてキャンプサイトのポイントポイントで置くことで良い仕事をしてくれるだけの明るさはあります。
私は、「High」モードであれば他の同程度の明るさのランタンをいくつか用意してメインランタンとして使用することもありますし、「Low」モードはテント内で作業する際に使用しています。
目立ちすぎない程よい明るさで丁度良いです。
ちなみに、「ミニエジソンランタンLED」の「High」モードと、スノーピークの「たねほおずき」の「Hi」モードとを比較すると、シェードの影響か同程度の明るさ~やや「たねほおずき」の方が明るく感じます。
特徴その①「乾電池&USBの2パターンの給電方法」
ミニエジソンランタンLEDは2パターンの給電方法をとっています。
まず1つ目に、単3乾電池を2本使用してランタンを使用することができます。
ランタン本体の底面は、回すとフタが開く構造になっているので、書かれている矢印の方向に回すと単3の乾電池が2本入るようになっています。
2つ目に、乾電池ではなくUSBケーブルで接続することによって使用することもできます。
本体背面にUSB電源からの充電が可能なポート(下の写真の黒いチョビ髭みたいな部分)があるため、そこに付属ケーブルを接続して給電します。
注意点としては、本体にバッテリー(蓄電)機能が無いため、「充電」はできません。つまりUSBケーブルを取り外すと電気は点灯しなくなります。
乾電池で使用した場合、連続点灯時間が「High」だと5時間とだいぶ短いですが、USBケーブルを接続しながらであれば永久に使用することができるようになります。
2パターンの給電方法があるため、乾電池の残量がなくなってしまった場合にUSB給電に切り替えることもできますし、反対に停電などで電気供給が絶たれた場合に乾電池での使用に切り替えることもできます。もしくは始めからUSB接続してそのまま夜通しミニエジソンランタンで明かりを灯しても良いです。
ベアボーンズでは「エクステンションケーブル」という名の延長ケーブルも販売されています。
特徴その②「光の照射範囲が水平方向のみで、上下方は影ができやすい」
また、この「ミニエジソンランタン」は、置いた状態で使用するか、フックがあるのでどこかに吊り下げた状態で使用するかの2通りで使用することができます。
置いて使用した場合、傘の部分がかなり大きいため、上方への光が遮断されてしまい光の照射範囲がやや狭いです。
さらに土台の部分も比較的大きいので下方への光も制限されており、結果として横方向の狭い範囲でしか光が照射されず、全体的な照射範囲が狭い構造になっています。
吊り下げて使用した場合にも、下方向に光が伸びにくく影が広くできやすい印象です。
特徴その③「本体もパッケージもオシャレ」
ランタン本体の機能が知れたからもういい、という方もちょっとお待ちを。
本体のオシャレさは言わずもがなですが、それに劣らないくらい段ボール調のパッケージがとてもオシャレだったので、スルーすることはできずに写真を撮ってしまいました。
購入する側だけでなく、この製品を取り扱う販売者も、このまま店に置いておけばサマになるというありがたい商品です。プレゼントしても喜ばれそうですね!
マイナスポイント・注意が必要なポイント
LED光源がかなり眩しい
エジソンバルブLEDの特性上、ガラスホヤ部分は無色透明であるため、直視するとLEDの光がとても眩しく感じます。
LED発光部分がミニエジソンランタンLED本体の「傘」部分に隠れ、視界に入らないようにするために、水平視線から15〜20cm程度下に設置するようにしないと、目がやられます。
光の照射範囲が狭い
前述のようにランタンの構造上、上の傘部分と、下の土台部分に阻まれて、光が水平方向にしか広がらず照射範囲が狭いです。
このランタンはテーブルに置いて使うか、吊るして使うかのどちらかで使用することが多いと思いますが、置いて使う場合には上方へ光が広がらないのでランタンに近い場所での作業にしか使えませんし、吊るして使う場合にも下方への光が弱いので明るさが十分ではないと感じてしまいます。
見た目はとんでもなくオシャレだけれど、意外と使い勝手は悪いです…。
USBポートのカバーがチープなつくり
他の方のレビューにもあるように、USB充電用ポートのゴム製のカバーがペラペラしていて安っぽいです。取れないように気を使いますし、雨などには弱いので慎重に扱う必要があります。
まとめ
「ミニエジソンランタン」はグループキャンプのメインランタンとしては多少心許ない印象ですが、テントの中で使用するために手に入れても良いですし、夜を一人で楽しむソロキャンプでは他のランタンと併せることでキャンプサイトの雰囲気を格上げするのに重宝します。
ほかにもベアボーンズには様々な種類のランタンがあるので探してみて下さい。事前に自分が必要とする明るさを調べておくと、買い物がスムーズになるかと思います。
最高におしゃれな見た目で、充電方法も2通りあるためキャンプの夜長に相棒として選んでみてはいかがでしょうか。
「Barebones Living(ベアボーンズ)」とは
コンパクトLEDライト「Light House Micro」で有名な「GOAL ZERO(ゴールゼロ)」というブランドの創業者であるRobert Workmanが設立したアメリカのブランドです。
ランタンの他にも洗練された機能的な雑貨が沢山あるので興味があればご覧ください。
ベアボーンズからは、大人気の「レイルロードランタンLED」、「ビーコンライトLED」、「エジソンペンダントライトLED」、「フォレストライトLED」など他にも数種類のランタンを取り扱っています。
明るさや連続点灯時間、電源供給の方法などが異なるため、お好みのデザインや使用用途に合わせてお選びいただけると良いかと思います。
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